アメコミ邦訳「ヴィレッジブックス」事業終了 16年の出版活動に幕、惜しむ声広がる

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   アメコミの邦訳で知られる書籍レーベル「ヴィレッジブックス」が終了する。事業を手がけるフリュー(東京都渋谷区)が2022年12月5日、公式サイトで発表した。

  • 事業終了する「ヴィレッジブックス」
    事業終了する「ヴィレッジブックス」
  • 事業終了する「ヴィレッジブックス」

「継続の方向性を模索しましたが...」困難と判断

   フリューの出版事業であるヴィレッジブックスは、一般書を展開するほか、アベンジャーズで人気のアメコミ出版社「マーベル・コミックス」やバットマンの「DCコミックス」、スター・ウォーズ、トランスフォーマーといった海外書籍の日本版を多数出版してきた。

   事業終了の発表では経緯を、「事業環境が厳しさを増し、当社としましても事業継続の方向性を模索しましたが、残念ながら継続は困難と判断し、出版事業の終了を決定いたしました」と報告。16年にわたる出版活動に幕を下ろすという。

   公式ホームページとSNSは順次閉鎖する予定。今後も在庫分に限り出版物を購入できる書店としては、インターネット書店・Amazon(出荷元がAmazon.co.jp)、Fujisan.co.jp(通販限定商品のみ)、アメコミ専門店・VERSE COMICS、ブリスターコミックス、コミックスゾーンの名前を挙げる。読者には次のように伝えた。

「これまでヴィレッジブックスの本をお読みいただいた読者の皆様に御礼を申し上げますとともに、突然のお知らせとなりました事をお詫びいたします」
「これまでヴィレッジブックスの本をお読みいただき、誠にありがとうございました」

   発表にツイッターでは読者から、「まじか...ショックだ...」「アメコミも小説も好きな作品が多かったんだけど...残念」「たくさんのアメコミと出逢う機会をくれた本当に素晴らしい出版社。ありがとうございました」「とても悲しい」といった声が寄せられている。

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