保育園の先生が漏らした本音に信頼感
それでは「この人なら信用できる」と思えるのはどんな時なのでしょうか。重要なポイントの一つに「ポロリと出た本音」がありそうです。
仕事を頼んだとき「がんばります!」と言うITエンジニアより、「めんどくせーな」と答える人のほうがまだ信頼できる。そんなツイートが反響を呼びました。
ITエンジニアは何か頼むと「めんどくせーな」と言い出す方が信頼できます。「頑張ります!」と言う奴ほどバックれます- Togetter
ツイートの投稿者によると、「めんどくせーな」と返答をする人よりも、むしろ「がんばります!」とポジティブに依頼を受ける人のほうが仕事を投げ出す可能性が高いのだとか。
この投稿に対して、「めんどくせーな」の一言は依頼の段階で「工数の目途が立っている」からこそ出てくる言葉では、とコメントする人もいました。
一見ネガティブな本音の裏にも、確かな経験への信用がにじむことがあるのですね。
似たような話で、あるTwitterユーザーが、保育園の先生から「正直な本音」を打ち明けられたことで、かえって信頼感を持てたという体験談が拡散されました。
その人は保育園での息子さんについて、先生から「優しい先生のほうにしか行かず、私のところには来てくれなくて悲しい」と打ち明けられました。先生に「(気持ちを)正直に言ってくださって大丈夫です」と促すと、先生は「少々腹立ちますね」と一言。
この先生信頼できると思った保育園の先生との会話「息子くん、厳しい先生のところには来てくれなくて...少々腹立ちますね」- Togetter
この一言を受けて、投稿者は「この先生...信頼できる...」と思ったようです。実際に、その先生は息子さんが行き過ぎたことをしたときに「しっかり叱ってくれた」といい、感謝の気持ちを発信しています。
多くの人が、「信用は長年かけてコツコツと築いていくもの」だという認識を持っていることでしょう。
いっぽうで、Twitterで話題になる信用に関わるエピソードを見ると、人が相手への信用の根拠を一瞬で判断するケースも少なくないことが分かります。ほんの小さなポイントで、相手からの評価ががらりと変わる可能性があると考えると、ちょっと怖くなりますね。
Twitterの事例をたどると、良好な信頼関係づくりのヒントを得ることができそうです。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。