宿題に悩む娘にnakashinさんが送ったアドバイスとは?
取材に対しnakashinさんは、娘から宿題について相談を受けていたと明かす。娘はあらかじめ「言葉を覚える消しゴム」を題材にしたいと考えていたそうで、どんな話を描いたらよいか悩んでいたという。nakashinさんは、娘に1つだけアドバイスを送った。
「めちゃくちゃ面白そうだから、その消しゴムが普段どうやって過ごしてるかを考えてから、お話を考えたら?」
すると娘は、消しゴムの目線で「どうやって言葉を覚えるのか、普段どんなことをして、何を考えているのか」考え始めたという。やがて「消しゴムは間違えた言葉を覚えちゃう」、そのために「使う言葉も間違えた言葉になっちゃう」という設定ができあがった。
nakashinさんは娘の作文を次のように評する。
「ショートショートの醍醐味は、『1回読んだ後にもう一回読み返したくなる』だと思っているので、今回は最後の一文を読んだら絶対にもう一度読み返したくなると思ったので、そういう意味ですごくショートショートらしいと思って、そこが魅力だと感じました」
しかし今回の宿題は、クラスのみんなの前で音読するものだった。音読では魅力が伝わりづらい話だったため、娘は別の作文を提出したという。nakashinさんは「あまりにもったい無いので、せめての気持ちでSNSで公開をしました」と振り返った。
娘の作文を紹介するnakashinさんのツイートは30日19時現在までに、6万5000件超のリツイート、28万9000件超の「いいね」があった。こうした反響についてnakashinさんは次のように受け止める。
「はじめは供養の気持ちだけで投稿したものだったので、ここまで話題になるとは思っておらず...。とてもびっくりしてしまいました。娘はたくさん褒められてすごく嬉しがっていました。 子どものことで予想外に話題が広がりましたが、みなさん、優しいコメントをたくさんくださったので、安心しました」
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)