FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、下馬評を覆して"無敵艦隊"スペインを下した日本。決勝点は、紙一重のプレーから生まれた。
英高級紙「タイムズ」はこのシーンを切り出し、スポーツ欄の表紙に採用。コピーは「The ball stay in... Germany crash out」だった。
写真+コピーで魅せる
2022年12月2日のW杯グループステージ第3戦、スペインに2対1で逆転勝利した日本。決勝点は、ゴールラインを割ったかどうかVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)検証となる際どい攻防から生まれた。
タイムズ紙の2日のW杯特集一面は、全世界が固唾をのんで見守ったこのシーンを使った。ゴールラインギリギリで折り返した三笘薫、必死にゴールに滑り込んだ前田大然、阻止を図るダニエル・カルバハル。混戦模様が一枚に収められている。
両チームと同じグループEで敗退が決まったドイツに絡め、「The ball stay in... Germany crash out(編集部訳;ボールはライン上に残り、ドイツは敗退した)」というコピーも添えられている。
タイムズ紙のデジタルスポーツエディター、トム・クラーク氏がツイッターで共有すると、「すごいカバーの一面」「秀逸な見出し」「日本スポーツ史に残る写真だよ」と話題を集めた。
Sometimes you can't beat a good cover... tomorrow's The Game from @TimesSport pic.twitter.com/mIy0ADtQoK
— Tom Clarke (@_TomClarke) December 1, 2022