「台湾海峡で軍事紛争あると思うか」中国で過半数、日本で4割超が危惧 日中共同世論調査

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互いの印象「良くない」は高止まり

   恒例の両国に対する印象を聞く設問では、「良くない」とする回答が高止まりしている。中国で日本に対する印象を「良くない」(「どちらかといえば良くない」を含む)とする回答の割合は、19年52.7%→20年52.9%→21年66.1%と推移していたが、22年は3年ぶりに減少に転じ、21年比で3.5ポイント低い62.6%だった。一方、日本で中国に対する印象を「良くない」と考える人は、19年84.7%→20年89.7%→21年90.9%と推移。22年は3.6ポイント低い87.3%だった。

   ただ、言論NPOの工藤泰志代表は「改善したという認識はあまり持っていない」と指摘している。過去に互いに対する印象が改善した際は「両国民が観光などで往来して良い印象を持つ→それがSNSやメディアで拡散される」といった現象が起きていたが、コロナ禍でそれが途絶えた状態が続いているためだ。ただ、数値が若干改善した理由として、(1)21年の自民党総裁選で中国に批判的な発言があって対日感情が悪化したが、その揺り戻しがあった(2)日中国交正常化50周年をめぐる報道がプラスに作用した、の2つの可能性を挙げた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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