青いユニホームの選手、正体は
拡散されているロッカールームと、FIFAが公開した写真を比べると、内装も全く異なっていた。
ストックフォトサービス「アフロ」で、会場となったアフメド・ビン=アリー・スタジアムのロッカーを確認すると、やはりFIFAが公開した写真と共通点が多かった。赤と黒の革張りとみられる座席、白い床が特徴の部屋だった。一方、拡散されている写真の座席は木製で、床は濃いグレーだった。
その上、同じ写真が22年3月のニュース記事で多数ヒットした。英デイリーメールによれば、写真は、北マケドニアに負けてW杯出場を逃したイタリア代表のロッカールームを映している。会場のスタディオ・レンツォ・バルベラのロッカー写真をストックフォトサービス「ゲッティイメージズ」で確認すると、座席は木製、床は濃いグレーだった。
青いユニホームの選手たちのポスターはイタリア代表だったようだ。日本も同じく青を基調としており、この点も誤解につながったとみられる。