AKB48の岡田奈々さん(25)について、ファンのザワつきが収まらない。
岡田さんをめぐっては、2022年11月19日に「文春オンライン」が俳優の猪野広樹さん(30)との熱愛を報道。そして、23日にはツイッターで卒業を発表した。しかし、その発表文の内容が、ファンの間で賛否を呼んでいるのだ。
「当時の自分の言葉に嘘は1つもありません」
卒業発表文で岡田さんは、「週刊誌の件で」と具体的な報道内容には触れず、「今まで応援してくださったファンの皆様を裏切るような行動をとってしまい 傷つけてしまい 本当にごめんなさい。幻滅させてしまってごめんなさい」と謝罪。
あわせて、自身が2017年の総選挙の際に、名指しこそしなかったものの恋愛禁止に違反したメンバーを批判したことを振り返り、「こうして嘘をつくような形になってしまい 申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、当時の自分の言葉に嘘は1つもありません」と釈明している。
続けて、「自分なりによく考え しっかりとけじめをつけることに決めました」として、卒業を発表。「スタッフさんからは 卒業の必要は無いと言われましたが 何度も話し合い 自分で決断しました」とも伝えた。
末尾では、「ファンの皆様 メンバーのみんな こんな人間でごめんなさい」とした。
こうした文章について、ツイッターを見てみると、今回の卒業発表文に対しては、「言い訳ばっかの文章だな」と怒る声のほか、「あまり責めたくはないけど、本当に信じられない...AKB愛って何か、改めて考えさせられたかも...」などと嘆くような反応も目立つ。
どのような点がファンの怒りを買ったのか。J-CASTニュース編集部は、プロアイドルヲタクとして知られるブレーメン大島氏に聞いた。
卒業発表文は「言わなくていいこと」ばかり
大島氏はまず、ファンから特に不興を買っている箇所として、
(1)「ただ、当時の自分の言葉に嘘は1つもありません」
(2)「自分なりによく考え しっかりとけじめをつけることに決めました。AKB48を卒業します」
(3)「スタッフさんからは 卒業の必要は無いと言われましたが 何度も話し合い 自分で決断しました」
という3箇所を指摘した。
(1)に関しては、本人がいくら嘘はないと言ったとしても、ファンから以前の発言との整合性を問う声が上がるのはもっともなことだと指摘。(2)に関しては、過去に恋愛スキャンダルで卒業の形を取れずに辞めていったメンバーとのバランスを欠く印象もあるなか、「けじめ」を強調したことへの違和感を指摘した。
さらに、(3)に関しては「卒業の必要は無いと言われましたが」という箇所が、運営側の考えややり取りを外に出す意義を何ら感じないと分析した。
また、卒業発表文では他にも「この10年間 アイドル活動を 全力で取り組んできたことは本当です」「こんな人間でごめんなさい」といったように、ファンの不興を買うポイントとなる箇所はあると指摘。その上で、岡田さんの卒業発表文を読んだ感想として、
「とにかく、どうにも発表文が下手です。言わなくていいことばかりが書いてあります」
と指摘。加え、
「これまでの48グループの歴史を見れば、恋愛スキャンダルの時は卒業ではなく自ら活動辞退するという形でメンバーたちは去っていきました。となれば、岡田さんの口からは『卒業』ではなく『辞退』という言葉が出ても良さそうですが、発表文ではそうなっていないのが不思議なところです」
と分析した。これらを総括した上で、大島氏は、
「ファンから『逃げた』と思われても仕方がないでしょう。怒りはもちろん、あきれ返っているファンもいるほどです」
と総括した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)