ついに「創業世代」姿消すHKT48  新キャプテンが占う「世代交代」の成否

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「築き上げてきた人たちの姿になる」のは「絶対に無理」でも...

   本村さんの卒業で、「創業世代」が完全にグループを去ることになり、いかに「後輩のみんなにも、伝えていきたいこと」が伝わるかがカギになりそうだ。22年8月末に「チームH」キャプテンに就任したばかりの4期生の豊永阿紀さん(23)が、本村さんが卒業を発表する直前のあいさつで、「偉大な先輩たちから受け継いでいるもの」を受け継いでいくことの意味に触れている。

   「11月26日」という日は、グループそのものの「記念日」であることに加えて、メンバーにとっても「記念日」になることがある。例えば18年には、当時拠点にしていた西鉄ホール(中央区)で5期生がお披露目された。豊永さんが劇場デビューしたのは、16年の「パジャマドライブ」リバイバル公演だ。豊永さんによると、当時は「一番後ろから一番後輩として、本当に頼れる先輩たちのかっこいい姿を何回も見て、必死に後ろからついていくのに精一杯で、すごくがむしゃらにやっていた」。この時点で、1期生が劇場デビューしてから丸5年。21年の10周年記念公演では、豊永さんも丸5年を迎えた。当時の問題意識は「かっこいい背中を私は後輩に見せられてるかな」というものだったが、「周りの環境も変わって、たくさんの背中を見送って、やっぱり思ったのは、築き上げてきた人たちの姿になるっていうのは、絶対に無理だなと思ったんですね」。「創業世代」にしかできないことがある一方で、「後からその背中を見ているのは後輩の特権」とも受け止めた。その上で、

「後輩たちが偉大な先輩たちから受け継いでいるものを、大事に大切に丁寧に、これからも受け継ぐことができる12年目にしていけるように」

と決意を新たにしていた。

   11周年記念コンサートは11月28日にも福岡サンパレス ホテル&ホール(博多区)で開かれる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

1 2 3
姉妹サイト