身近な菓子をふんだんに使って組み立てられた豪華な「お菓子の家」の写真が、ツイッターで「夢のような光景」「もはや城」と注目され、41万を超える「いいね」を集めるなど話題になっている。
投稿者に制作意図や反響の受け止めを聞いた。
「デザインとかは何も用意せず...」
話題になっているのは、菓子細工教室「Atelier Chocossy」の代表でもあるショコラティエ・小清水圭太さんによる2022年11月22日の投稿だ。「成人男性2名の深夜テンションで出来上がったお菓子の家」としながら実物の写真を披露した。
板チョコの門が開かれているビスケットの城壁に始まり、奥へ向かうと、コーン型チョコレート菓子「ジャイアントカプリコ」を逆さに頂く大小8つの塔。ほかにも、コンビニで売られているような身近な菓子などで構築された建物が並んでいる。迫力すら感じる精巧な仕上がりだ。
ウェディングケーキで知られるパティシエ・長谷川健太(@kenta_sucretier)さんとの共作で、小清水さんと長谷川さんら10人からなる菓子細工職人の団体「DECORE(デコレ)」の作品展「お菓子×アート展」に出品する予定だという。12月2~6日に東京・表参道で開催される。
続く23日の投稿によると仕事後の夜中に制作を進め、完成まで計24時間ほど要した。小清水さんが城壁や家、長谷川さんは塔やコロッセオ風の建物といった具合で分担し、「デザインとかは何も用意せず、『ホグワーツっぽいかんじで』と各々作りたいように作って最終的に試行錯誤配置しました...」と説明している。
発端の投稿は6万1000件以上のリツイートや41万件超の「いいね」を集め、「最高、夢のような光景」「芸術点が高すぎる」「こんな立派なお菓子の家初めて見た!!!」「もはや城」といった声が寄せられている。
「みなさんがワクワクするものを作りたい」
制作意図について小清水さんは24日、「子供の頃の夢や、みなさんがワクワクするものを作りたい」という思いがあったとJ-CASTニュースの取材に答えた。
土台のサイズは約60×80センチメートル、高さはおよそ60~80センチメートル。材料はカプリコに加えて、たけのこの里、きのこの山、トッポ、プリッツなどを使い、感覚的に作り上げていったという。接着は主にチョコレートとアイシングクリームを使用しているとも述べる。
反響には「想像以上に大きくバズりましたが、みなさんをワクワクさせることが出来たのであれば本望(?)です...笑」と喜んだ。
お菓子の家、仕事終わりの夜中に何日かかけて作りました・・・合計24時間くらいかかったのかな・・・そして明治さんお菓子協力してくださり・・・ありがたや・・・????@MeijiCoLtd pic.twitter.com/rljKbiOemL
— こし????チョコ (@chocossy_) November 23, 2022