サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(41)が2022年11月24日にユーチューブチャンネルを更新し、ワールドカップ(W杯)カタール大会ドイツ戦で決勝ゴールを決めたFW浅野拓磨(28)に謝罪した。
「これは本当の話、お詫び致します」
闘莉王氏はW杯開幕前の11月4日に公開したユーチューブ動画で日本代表FW陣を酷評。浅野、前田大然(25)、上田綺世(24)の名を挙げ「ヘボ、ヘボ、ヘボ」と連呼し、「3人をミキサーに入れて1人だけの選手を作るんだったらそれも作れないくらい3人ともヘボ」とぶった切った。
さらに「怖さを与えない。3人いてパーツを選んで1人だけのFWを作ろうと(したら)、前田の速さ、上田のヘディング、浅野の裏への突破(力)。そういう良いところを取ったとしても1人のFWになりきれないぐらい3人とも良くない。これで点取れない」との持論を展開した。
闘莉王氏が「ヘボ」と酷評した浅野は1-1で迎えた後半38分にフリーキックから右サイドに飛び出し右足を振り抜いて逆転ゴールを決めた。これが決勝点となり日本が2-1でドイツを下し歴史的勝利を飾った。先発出場した前田は得点できず後半12分に浅野と交代してベンチに下がった。
冒頭で「これは本当の話、お詫び致します」と謝罪し、「前田ヘボ、上田ヘボ、浅野ヘボじゃない。取り消しじゃ。よくやってくれた。めちゃくちゃシュートチャンスがあってなかなか決められなかったのにあのトラップで決まりましたね。謝罪します。(ヘボ)取り消しです」と前言撤回した。
「森保監督の腕の見せ所がすごかった」
浅野への「ヘボ」発言に謝罪するも、前田と上田の評価は大会前と変わらなかった。「浅野ヘボじゃなくなりました。あの大舞台で点を取ってくれたんです。ありがとうございます。あとの2人はまだヘボです。ヘボ、ヘボ」と言い放った。
一方で優勝候補のドイツに逆転勝ちした日本を素直に称賛した。「すごい展開でしたね」と切り出し、「予想通りの展開から始まり正直なところもったいないPKだったのかなと。それでも粘って踏ん張って我慢強くやってくれてそれがいい結果につながりましたね」と振り返った。
後半から3バックにシステムを変更した森保一監督(54)の采配については「俺だったらああいうことをしなかった」と前置きした上で、「最後の最後に色んな選手を代えて逆転できた。これは森保監督の腕の見せ所がすごかったと言わざるを得ない」と手放しで称えた。
そして再び浅野のプレーに言及。「浅野選手に関しては本当にもう『なんだ』と何回も思った。ドイツ戦もそうだった。最後の最後にああやって点を取ってくれるなんて他のところは全て取り消しにされる。それがサッカー。それがワールドカップの舞台なんですよ。それをやってくれたのはすごく良かったと思う」と語った。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) November 23, 2022
歴史を変えた一撃!!
????#浅野拓磨 の逆転ゴラッソ??????
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??FIFAW杯カタール2022 GS第1節
??ドイツ×日本
??『FIFAワールドカップタイム デイリーレビュー』
??11/21(月)-12/19(月)毎朝8時#FIFAWorldCup #Qatar2022 pic.twitter.com/OE3bPW25NR