サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会グループE第1節の日本対ドイツ戦を生中継したインターネットテレビ局「ABEMA」で、解説を務めた元日本代表・本田圭佑選手(36)の発言内容が注目を集めている。
試合中、ことあるごとに本田選手の発言と森保一監督の采配や発言がシンクロしているとして、SNS上で「シンクロし過ぎ笑」「予言者!?」などと盛り上がった。本田選手はツイッターで「たまたま当たっちゃったね」と振り返った。
「感覚的には、タケ(久保建英選手)と前田(大然)さんが代わる可能性......」
2022年11月23日に行われた試合で、日本は格上のドイツ相手に2-1で勝利を収めた。試合内容もさることながら、SNSで注目を集めたのはABEMAで解説を務めた本田選手の発言だ。本田選手の発言と、森保監督の采配や発言が見事にシンクロしていたというのだ。
前半40分、本田選手は「5バックにして、3ボランチにすればいいんすよ」と発言。その後森保監督は、後半開始からDF冨安健洋選手を投入して4バックから5バックにシステム変更した。
前半アディショナルタイムに「冨安健洋選手と浅野拓磨選手が準備している」という情報を受けると、本田選手は「感覚的には、タケ(久保建英選手)と前田(大然)さんが代わる可能性......」とした。
実際の試合では、後半開始から久保選手が冨安選手と交代し、後半12分には前田選手と浅野選手が交代した。
後半20分には、「堂安(律)さんと伊東(純也)さんを代えて、左利きの選手を置くと、三笘(薫)さんのスペースを使えると思います」と言及。
森保監督は後半26分に堂安選手を投入した。伊東選手ではなく田中碧選手との交代だったが、後半30分には本田選手の狙い通りに三笘選手のドリブルから堂安選手がゴールを決めた。
本田選手の「予言」は試合内容だけにとどまらなかった。
2対1で逆転勝利した直後、本田選手は「(チャンスを)モノにした日本は本当に素晴らしいんですけど、とにかく一喜一憂せずに次につなげてほしいなと思いますね」とした。
森保監督の勝利インタビューでも、同じく「一喜一憂せず」との発言が飛び出した。「1試合終わっただけですので。一喜一憂しすぎず、しっかり次の試合に向けて今日終わったことを反省して、次の試合に向け勝利を目指して戦いたいと思います」と語った。