「魂までも売ることは出来ない」矜持つづる
また、奈良さんは自身の矜持を次のようにツイートしている。
「1989年、ドイツで学生だった時、キース・ヘリングが展覧会の準備で来ていて、サインを貰ったことがある。あの人型のドローイングもしてくれた。きっと頼まれれば誰にでもしてたんだと思う。それを売った人もいるだろう」
「でも今だからわかる。彼の魂までも売ることは出来ない。魂は金と無縁だ。魂はいつかしかるべき場所へ辿り着くだろう」
奈良さんの投稿にはツイッターで「絵だけではなく思い出ごと売ってしまう行為だから悲しい」「心が痛い」といった反応や、「『そうか、仕方がないね』と言う理由があればと願う」といった声が寄せられている。
2006年、生まれてから高校時代までを過ごした弘前での展覧会期間中に人に紹介されて行った食堂の扉に描いたもの。オークションに出てた。
— yoshitomo nara / 奈良美智 (@michinara3) November 20, 2022
僕は人が思う以上にある時期からずっと人間不信です。嫌なことは忘れやすい性格なのだけど、時々こういうのがあると人が思う以上に落ち込みます。 pic.twitter.com/K1Cn76HwxM