三和出版が発行する「コミック・マショウ」編集部は2022年11月21日、同誌で執筆していた漫画家のウエノ直哉さんが9月25日に亡くなったことを発表した。
ウエノさんは2022年6月頃から自身のツイッターで体調不良を訴えていた。
「ご自宅で倒れている所を発見されましたがすでに亡くなられておりました」
ウエノさんは成年向け漫画を中心に執筆活動をしていた漫画家だ。
作品を掲載していたコミック・マショウ編集部のツイッターが11月21日、「弊誌にて執筆中のウエノ直哉先生がご逝去されました。編集部一同、謹んでご冥福をお祈りいたします。ご親族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます」と報告した。
死因については明らかにされていないが、発表によると「9月25日、ご自宅で倒れている所を発見されましたがすでに亡くなられておりました」という。
ウエノさん本人からのツイッターでの発信は、9月3日に投稿された「死にます助けて。」が最後だった。このツイートには、「謹んで御冥福をお祈り申し上げます」「ご冥福をお祈りします」「お世話になりました」など、ファンからの追悼メッセージが相次いでいる。
ウエノさんは22年6月1日の「ここ数日そこそこ具合が悪い」とのツイートを皮切りに、度々ツイッターで体調不良を訴えていた。
3日には「ん?横になって所謂安静の姿勢する方が具合が悪くなる感覚あるのなんなんだろ」、7月8日には「何か急激に食欲落ちたな。夏バテか加齢か。味覚はしっかりしてるから流行病の類ではないだろうけど」と食欲の減退についてつぶやいている。
その後、「人生でここまでどっぷり夏バテになったのもないかなぁ。食欲も飲酒欲も失せてお陰で1週間も禁酒出来てる」などとしていた。
6月上旬には「ここ数日そこそこ具合が悪い」
7月23日には、「具合い悪い中買い出し行ったらいつもはサクサク進むルートで2回も休憩挟んだ。ちゃんと安静にしてないとダメだなコリャ」と生活に支障をきたしていると報告。その数日後には「体調戻らないから超久々に買い出しをネットスーパーに頼った。便利な世の中じゃ...」と伝えていた。
8月に入ってからも「疲労感抜けず引くほど寝てる。全然体調不良改善してないや」「おそらく何らかの精神面からきてるであろう肉体痛を味わってる」と、厳しい状況にあることを報告している。
18日には「いやぁ夏バテと断酒が相まってこの2カ月半で約20kgも体重落ちたのはいいんだけど脂肪と一緒に筋肉も落ちちゃってメチャクチャ疲れ易い身体になっちまったよ...。ちょっとの買い出しでヘロヘロ。まるで半病人だ」とわずか2ヶ月半で大幅に痩せてしまったと明かしていた。
27日には「体調とメンタルが変な具合に結びついちゃってちょっと気が変になりそう。どうすりゃいいんだろこれ」と不安な胸中を吐露し、翌28日には「吐き気が酷い」とツイート。
最後のツイートの直前となった9月2日には、「残酷な世の中を味わいまくってます...」とつぶやいていた。