すい臓がんのステージ4であることを公表した旅系YouTuber「sunny journey〜サニージャーニー~」のみずきさん(32)が2022年11月20日公開の動画で、がん公表後に届いて傷ついた言葉を明かした。
「1番みずきを傷つけたのは働けという言葉です」
「サニージャーニー」は、元保育士のこうへいさんと、その婚約者・みずきさんカップルが運営しているYouTubeチャンネルで、沖縄から北海道にかけて車中泊での日本一周企画を行っていた。しかし、11月6日に公開した動画で、みずきさんにすい臓がんが発覚したと報告。
12日公開の動画では、旅を中断して受けたPET検査の結果、鎖骨のあたりに転移が見られ、「今の時点では手術をやっても意味がないかなという結果でした」と報告していた。症例の少ないという「膵腺房細胞がん」で、がんのステージでいうと「ステージIV」だという。
治療費をクラウドファンディングで集めることを告知していたが、21日公開の動画で中止を報告。この動画ではあわせて、みずきさんが視聴者からの言葉で傷ついたことも明かした。
みずきさんはがんになったことを報告した際、視聴者からこうへいさんに対し「働け」という言葉が届いたことを告白。深く傷ついたという。
「こうへいくんに対して、『働け』とか『仕事を探せ』っていうお言葉。結構強い言葉でたくさんあったんですけれども。私のことを心配した上でそういう風に言ってくださった方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、私個人としてはとても悲しかった」
動画のテロップでも、「1番みずきを傷つけたのは働けという言葉です」と伝えていた。
「ちょっとこれ以上働けっていうのは...」
みずきさんは、サニージャーニーの2人は現在「YouTuber」という仕事を頑張っていると説明し、「本当にこうへいくんほど働き者で、怠けることを知らず真面目で、っていう方本当に周りではこれ以上の方見たことないっていうくらいなんですね」とこうへいさんが日夜YouTubeの編集作業等に勤しんでいると語った。
「こんなに働き者の、こんなに頑張ってきてくれた彼に対して、ちょっとこれ以上働けっていうのは(言えない)。私のために今現在も休みなく情報収集だったりとか(してくれている)。私の病気のこともさらに負担かけて、作業が増えてっていうことも踏まえて、ずっとずっと作業を続けてくれています」
テロップでも「誰もYouTube見なくなったら当然仕事を探します」とした上で、「収入面でも一緒にいられる時間という面でも、他のお仕事でメリットはないかな」として、視聴者に理解を呼びかけた。
こうへいさんは、こうした指摘が挙がるのは「予想通りだった」としつつ、「自分に向けて何言われても平気だけど、それがみずきを傷つけることになるならやっぱり嫌だなと思います」とみずきさんを気遣った。
テロップでも「癌発覚後みずきが初めて涙したのはこういった言葉でした」としていた。