NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」が2022年11月21日の放送をめぐり、作風の変化を指摘する声がツイッターに相次いでいる。
今週からはヒロイン・岩倉舞(福原遥さん)が、パイロットになるために航空学校に進学する。脚本のクレジットは、桑原亮子さんから嶋田うれ葉さんに変わった。
※以下、ネタバレを含みます。
「同じ役者さんによる別ドラマみてる感じ」
今回は、両親を説得し航空学校への進学を認められた舞が、受験勉強を乗り越え、入学を果たすまでが描かれた。
舞は試験まで、大学生活と受験勉強に励みながらも、学費のためのアルバイトも欠かさなかった。疲弊した舞は、母の用意した朝ご飯を食べる余裕もなく、かばんも忘れて家を飛び出すことも。アルバイト先のカフェではよろけてコーヒーをこぼしてしまうシーンもあった。
入学試験では、後に同期となる柏木弘明(目黒連さん)と面接を受ける。柏木の高慢な態度に不満を感じた舞は、幼馴染の貴司(赤楚衛二さん)と久留美(山下美月さん)に愚痴を垂れる。しかし合格発表後、舞と柏木は航空学校で再会してしまうのだった。
これまでにないコミカルなタッチで足早に展開が進み、舞が思わず愚痴を垂れる様子に視聴者からは驚きの声が広がった。
「あぁ...何か雰囲気ガラッと変わっちゃったね。舞ちゃんもキャラ変してたし。見てて戸惑いしかなかった。正直今後に不安しかないよ...」
「ほんと同じ役者さんによる別ドラマみてる感じ。まあ慣れるまで様子みよ」
「みんな、キャラ変した?とは感じたけど、新しく始まるステージを、新たな彩りで描いてワクワクさせてくれることを期待!」
「反省会」タグの投稿急増
今作のメインライターは桑原さん。20年のNHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」で初めて連続ドラマの脚本を手掛けている。先週までの脚本にクレジットされていた。
21日放送回の脚本は、連続テレビ小説「エール」などに携わったことで知られている嶋田さんがクレジットされていた。今作の脚本は3人体制で、連続ドラマ「BATTLE☆DISH//」(TOKYO MX)で脚本家デビューした佃良太さんも控えている。
ツイッターでは作風の変化を指摘する声が相次ぎ、11時ごろに、「脚本家さん」がトレンドに浮上した。
また今回は「舞いあがれ反省会」というハッシュタグを用いたツイッター投稿が急増した。
ドラマ名を冠した「反省会」タグは、ドラマへの疑問や批判などに言及する際に用いられる傾向がある。今作に関する「反省会」投稿は、前週までは1日100件以下だったが、今回は19時時点で700件を超える投稿が寄せられた。