AKB48総監督の向井地美音さんが、グループ暗黙のルールとされてきた「恋愛禁止」を「改めて考え直す」と投稿したことをめぐり、明石家さんまさんの過去の発言が注目を集めている。
「『会いたい!』って東京から大阪まで飛んでくるような男、いないで」などとしてファンを裏切らないよう諭すさんまさんの発言は、アイドルファンの間でたびたび話題となっている。
「ファンとしてはたまらなく腹立つやろ」
向井地さんは2022年11月20日、ツイッターで「アイドルとして皆さんから頂いた愛や信用を裏切ることが起きてしまい、本当に申し訳ありませんでした。そして、今まで曖昧になっていた『恋愛禁止』というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います。運営と相談し、どのような形であれ必ず結論を報告させて頂きます」と投稿した。AKB48をめぐっては19日、文春オンラインが岡田奈々さんの熱愛を報道していた。
向井地さんは21日に「改めて運営に確認を取ったところ『AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている』とのことでした」と報告。恋愛禁止ルールについて「世間ではAKB48=恋愛禁止という認識が強いため、まずはそのギャップを正した上で、今後そのルールをどうしていくか考えるべきだと伝えたかったのですが、恋愛を解禁すると受け取られるような発言をしてしまい、申し訳ございません」ともつづっている。
こうした騒動のさなか、ツイッターでは明石家さんまさんの過去の発言が再度注目を集めている。2012年8月に放送されたラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で、当時「モーニング娘。」の中心メンバーだった道重さゆみさんと三井愛佳さん、歌手の吉川友さんらに向け「アイドル論」を説いたものだ。
アイドルは応援してくれるファンの期待を裏切ってはならないとする話の中で、「もしボーイフレンドがいて『電撃交際』とかなってしまうと、今の彼とファンが使ってくれたお金考えると、絶対ファンの方が多いからね。彼とイチャイチャして、『わー』とか言われたら、やっぱりファンとしてはたまらなく腹立つやろ」とファン心について言及した。
「『会いたい!』って東京から大阪まで飛んでくるような男、いないで」
ファンがアイドルに向ける愛情の大きさについても、こう語っている。
「『会いたい!』って東京から大阪まで飛んでくるような男、いないで。『会いたい!』言うて飛んでくるなんてよっぽどやからね。そこまでしてるファンを裏切ることになるのはね、やっぱりファンが怒って当然よ」
アイドルの恋愛に関して「禁止」を強制するのではなく、「『できるだけ隠せ』って言うのはファンが賛同してくれたらしいねんけど、やっぱりそれが正しいねん。タレントはそこは『ファンが彼氏』と思うのは当然やと思うわ。だから男作らずに」とした。
「恋愛禁止」をめぐる論争で、ツイッターでは改めてさんまさんの発言を噛み締めるアイドルファンが相次いでいる。
「恋愛禁止とか甚だおかしいしいつの時代やねんと思うけど、ファンのこと考えるんだったら、さんまさん名言がすべてなのかなと」
「アイドルとか特定の個人を超好きになった事がないのでファンの感覚がイマイチ分からなかったけど、さんまの発言見てちょっとだけ理解出来た気がする」
「アイドルで彼氏はいてもいいんだけど、一般人とは違うんだからさんまさんがいうようにその存在は隠してほしいですよね」
— 向井地 美音 (@mionnn_48) November 20, 2022
— 向井地 美音 (@mionnn_48) November 20, 2022