介護食のイメージを変えたい
デリソフターの魅力について、小川さんと水野さんは次の点を強調する。
「デリソフターの見どころと魅力は何といっても、同じテーブルで同じ料理を食べられる喜びで笑顔と会話が生れるところです。出来上がったお惣菜や中食・それぞれの家庭料理(食べ親しんだ)を味や形はほとんどそのままで軟化出来る商材です」
現在は、嚥下や咀嚼が難しい高齢者だけでなくケアを必要とする児童らにも利用されているという。2人は「ご利用者様の『これなら食べられるわ』のお言葉を頂いた時は流石に感無量でした」と振り返った。
森實代表は今後も、家族みんなが同じものを、同じ食卓で、いつまでも食べられることが当たり前の世界を目指していきたいと意気込む。
「『介護食を、ふつうのごはんの延長線上に』という 介護食のイメージを変える やわらかく食べやすく美味しい食文化づくりにもチャレンジしていきたいです。
そのためにはデリソフターというハードウェアに加えてレシピ等のソフト面、サービス面、更にタッチポイントを強化し掛け合わせて、より多くのお客様に寄り添い受け入れられる事業展開に尽力します」
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)
フードテックグランプリで僕が一番感動したのは、ギフモ株式会社のDeliSofter。見た目と形を崩さずにやわらかくする調理家電。なんとブロッコリーを海苔で切断できる!実際、舌でつぶして飲み込めた。噛む力や飲み込む人たちを救う技術。広まってほしい。ぜひ拡散を! https://t.co/HliBmwgyPK pic.twitter.com/Vcj2IuwQGn
— 宮下芳明 Homei Miyashita (Professor, Meiji University) (@HomeiMiyashita) October 15, 2022