「岩田陽菜には、24色の魅力があると思う」の読み解き方
―― 今後も夢が広がりますね。写真集のタイトルは「選べないクレヨン」。総合プロデューサーの秋元康氏が帯に寄せたメッセージでは、「子供の頃、24色のクレヨンを欲しがった。12色のクレヨンでは描けない何かがあるような気がした。でも、実際に、クリスマスプレゼントにもらった24色のクレヨンを前にすると、どのクレヨンを使おうか迷ってしまった。岩田陽菜には、24色の魅力があると思う」と説明されていました。岩田さんは12色ではなく24色でないと表現できない、というメッセージですが、自分のどういったところにグラデーションがあると感じますか。
岩田: 私は「かわいい」というところしか得意ではないと思っていたのですが、今回の挑戦で、大人っぽさや自分の中にないものを引き出せたと思います。写真集を撮ってから、すごく私も変われて24色になったと言いますか...。周りの皆さんも「写真集を撮ってから表現の幅が広がったね」と言ってくださることが増えたので、写真集のおかげだと感じています。
―― 写真集の一貫したメッセージとして、19歳から20歳になる中で、「かわいい」から「きれい」に変化していくわけですよね。そのプロセスでの24色でもありますね。
岩田: 「かわいい」から「きれい」についてもそうですし、20歳になっていろいろな経験を積んで、24色以上の魅力が出せるように頑張っていきたいです。
―― 「花は誰のもの?」が大ヒットし、今年の秋は「ミュージックステーション」2回、「うたコン」など、有名番組の出演が相次ぎました。1年を振り返っていかがですか。どんな1年でしたか。どういった点が人気を押し上げたとお考えですか。
岩田: この1年の後半、特に広島グリーンアリーナ(広島市)で7月に開いた5周年コンサートのステージに立ってからたくさんいいことがあったと思っています。「花は誰のもの?」がロングヒットで、今でもMステさんやベストヒットさん(読売テレビ「ベストヒット歌謡祭2022」)に出演できたり、今まで5年間、私達が頑張ってきたことがじわじわと実を結んでいると改めて感じています。ここまで頑張ってこられてよかったです。コロナ禍でなかなか動けずにいた時期もありましたが、今は結構動けるようになったので、再出発の形で、これからたくさん瀬戸内の魅力を発信していきたいです。写真集が発売できたので、私の魅力も発信していきたいですね。
―― 楽曲のメッセージは相当強いですね。
岩田: 「花は誰のもの?」という曲は平和を願うメッセージソングになっているので、私達もニュースを見て気づくことがたくさんありました。この曲が世界中の皆さんの心に響いたらいいと、すごく思っています。