「麻友さんリスペクト」で「『王道アイドル』にふさわしいように頑張りたい」
―― メンバーや、ご家族の皆さんの反応はいかがでしたか。
岩田: STU48自体がそんなに水着グラビアをやるグループではないので、「陽菜ちゃんのこんなに露出している姿を見てもいいの??」「こんなに脱いでる!」みたいに、すごくメンバーみんな驚いてくれて「ピュアピュア」の反応が毎回楽しかったです。家族もびっくりはしていましたけど、「10代最後の姿が写真集として残せるならいいんじゃない?」と言ってくれました。
―― 発売日の11月2日のSHOWROOM配信によると、浴衣姿で卓球して、勝って「イエーイ!」と喜んでいるシーンが、お母様のお気に入りだそうですね。
岩田: 母に「これが一番陽菜ちゃんって感じがする」と言われて、確かに!って思いました。なんか腕の短さがいいらしいです(笑)。「短くないよ!」って言ったんですけど...。浴衣で少ししか見えてないんですよ。
担当編集者: 僕と試合して勝った後、すぐに撮ったカットです。ガチで勝ってる表情です!
―― AKB48の渡辺麻友さん(28=17年卒業)のファースト写真集「まゆゆ」(11年)の表紙では、何も着ていないように見えるポーズが話題になりました。岩田さんの写真集にも、似たようなポーズが載っていたのが印象的でした。
岩田: STU48に入ってから、最初はずっとAKB48さんの曲をカバーさせていただいていました。その時に(ステージの立ち位置を示す「立ち位置表」の自分のポジションに)「麻友」と書いてあることが多くて、すごく嬉しく思っていました。私自身、麻友さんはアイドルとして憧れの先輩だったので、「えへへ」と思いながら麻友さんのポジションでパフォーマンスしていました。そういったこともあって、私はSTU48で「アイドルポジション」というか「かわいいポジション」でパフォーマンスできていました。その麻友さんのファースト写真集の表紙を見たとき、私はすごく胸が「えーっ!」となったのを覚えていて、私もそういう写真集を出したいと思いました。ひと皮もふた皮も剥けている新しい自分と出会える写真集を出したいと思ったので、「麻友さんリスペクト」で、このポーズをさせていただいています。
―― 今後も、渡辺麻友さんのような「王道アイドル」として活躍を目指しますか。
岩田: 自ら「王道アイドルになる!」みたいな感じがあって(今の姿に)、なっているわけではないのですが、すごくありがたいことに「陽菜ちゃんといえばアイドルだよね」みたいに言ってくれることが多いので、「王道アイドル」にふさわしいと思われるように頑張りたいと思います。
―― エディオン広島本店(広島市)に、熱心なファンの皆さんが広告を出しました。
岩田: 私も知らなかったのでびっくりしました。写真集発売から1週間、1時間に10回も放映されていたそうです。横断歩道が目の前にある場所なので人通りも多く、こんな場所で私の写真集を宣伝してくれているのかと思うと、本当に温かいファンの皆さんに応援されて、ファンの皆さんもこの夢を叶えたことを嬉しいと思ってくれていることを改めて感じて感動しました。
―― エディオン広島本店は広島市中心部にありますね。STU48のコアなファン以外の目に触れる機会も多かったかもしれません。
岩田: 多くの皆さんに見てもらえたと思うので、ファンの皆さんにはすごく感謝です。
―― この写真集を出版したことで、さらに活動の幅が広がると思います。例えば2冊目の写真集や、今後のグラビア撮影などで挑戦したいことはありますか。
岩田: もしセカンド写真集を出せるとなったら、まだまだやりたいことがたくさんあります。今回は夏に撮影しましたが、私は結構冬が好きなんです。今回は10代ならではのキラキラ感が残ったので夏でよかったと思いますが、雪で撮影したりもしてみたいです。飼っているウサギの「くしゅ」ちゃんと一緒に撮影したいし、実家での撮影にも憧れています。これからグラビア雑誌にもたくさん挑戦していろいろな魅力をつけてから、また(写真集を)出したいですね。