米国のスポーツ専門局「ESPN」(WEB版)が2022年11月17日、ワールドカップ(W杯)カタール大会(11月20日開幕)に出場する選手を格付けしたトップ50を発表した。
世界各国のテレビ解説者、レポーター、コラムニスト、プロデューサー、編集者らによる投票で、出場32カ国の中から19カ国の選手をピックアップして格付けした。
クリスティアーノ・ロナウドはトップ10入りならず
堂々の1位に輝いたのはフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)だ。同メディアは、18年W杯ロシア大会を席巻したエムバペにとって今大会はスーパースターとしての才能を確認する大会になるとし、大きなプレッシャーの中でロシア大会と同じように結果を出さなければならないと指摘した。
2位には同じフランス代表FWカリム・ベンゼマ(34)がランクインした。3位にはベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(31)、4位にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)、5位にポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(34)が入った。
ブラジル代表FWネイマール(30)は6位、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)は20位だった。国別でみるとブラジル代表の7人が最多で、ドイツ代表とポルトガル代表の6人が続いた。
日本代表からはひとりもトップ50に選出されなかった。アジア勢の中で唯一ランキングに入ったのは韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン、30)。世界の強豪と肩を並べ堂々の13位にランクインした。
韓国はタフなグループに直面
同メディアは、孫は国の希望を背負い国のスーパースターであり続けているとし、それゆえ大会が始まる3週間前に顔面を骨折し手術を受けたというニュースは韓国が耐えることができる最大の恐怖だったと指摘した。
そして韓国はウルグアイ、ポルトガル、ガーナと対戦するタフなグループに直面しており、韓国がグループを突破するには最高の状態で孫が戻ってくる必要があるとの見解を示した。
孫は11月1日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のマルセイユ戦で、対戦選手の肩が顔面を直撃して左目周辺を骨折し4日に手術を受けた。16日に韓国代表の練習に合流し、黒いフェースガードを着用し現地で初練習をした。
試合出場が危ぶまれる中、韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は18日に孫の特集記事を公開。「『奇跡』に近い回復、ソン・フンミン初戦出場確率『99.9%』」とのタイトルで、孫が11月24日のウルグアイとの初戦に出場する可能性に言及した。
グループHの韓国は、28日の第2戦でガーナと対戦し、12月2日の第3戦でポルトガルと対戦する。