サッカーの日本代表は2022年11月17日にアラブ首長国連邦のドバイでカナダと親善試合を行い1-2で敗れた。11月20日に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて最後の強化試合で逆転負けを喫した。
アディショナルタイムに痛恨PK献上
日本は前半8分、MF柴崎岳(30)からの縦パスにMF相馬勇紀(25)が反応。浮いた球を右足で合わせ先制のゴールを決めた。このまま勢いに乗るかと思われた矢先の21分に右コーナーキックから失点し同点に追いつかれた。
試合は1-1のまま後半アディショナルタイムに突入し、日本が痛恨のPKを献上。これを後半途中出場のFWルーカス・カヴァリーニ(29)に冷静に決められ逆転負けした。
この日は主将・吉田麻也(34)、DF長友佑都(36)、MF伊東純也(29)、MF鎌田大地(26)ら主力組がベンチスタート。ワントップにFW浅野拓磨(28)が入り、MF南田拓実(27)がトップ下に起用された。
本大会前最後の貴重な実戦の機会で結果を残せなかった日本。中国メディア「新浪体育」(WEB版)は、「日本チームは動揺し世界41位に敗れ恥をかいた」などのタイトルで日本の敗戦を速報した。国際サッカー連盟(FIFA)の最新ランキングでは日本が24位、カナダは41位にランクされている。
「4年前のベルギー戦の悪夢が思い出される」
試合は番狂わせとなり日本が史上初めてカナダに敗れたとし、日本はW杯グループEでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦するが、この組み合わせは非常に厳しくカナダのグループFよりも難易度が高いと指摘した。
韓国メディア「スターニュース」は、18年W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦のベルギー戦を重ね合わせ日本の敗戦を伝えた。
ロシア大会で日本はグループHを2位で通過し決勝トーナメントに進出。1回戦でベルギーと対戦し、日本は後半に2点を挙げるもその後追いつかれ後半アディショナルタイムに逆転を許し2-3で敗れた。
同メディアは日本が最終のテストマッチで最も望ましくない結果が出たとし、4年前のベルギー戦の悪夢が思い出される逆転負けに不安が大きくなったと伝えた。そしてW杯ではドイツ、スペインなど強豪国を相手にしなければならず守るサッカーが必要となるが、この日の逆転負けは様々な不安を引き起こすとした。
グループEの日本は23日の初戦でドイツと対戦し、27日の第2戦はコスタリカ、12月1日の第3戦はスペインと戦う。
【後半アディショナルタイム・・・】
— NHKサッカー (@NHK_soccer) November 17, 2022
日本 痛恨のPKを与える#サッカー強化試合⚽
日本 1-2 カナダ#サッカー日本代表#FIFAワールドカップ
「日本 vs. ドイツ」
23日 後9:30~
総合➕BS4Kで生中継????
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