「スナックとして使用された後の空き家をアート作品にした」
作品「space」は、美術館の「インター+プレイ展」で2020年7月~22年5月まで展示されていたが、7月からは、若手アーティストらの展示会のサテライト会場として使われている。現在は、青柳菜摘さんの「亡船記」展が12月18日までの期間で開催中だ。
この展示会では、家の空洞部分にモニターを立て、青柳さんの映像作品を表示している。青柳さんは11月17日、あさぎさんの投稿をツイッターで引用して、「spaceがバズっている...!」と喜んでいた。
作品の家について、十和田市現代美術館の広報担当者は同日、J-CASTニュースの取材に、次のように説明した。
「以前は、スナックとして使用されており、1階と2階に1軒ずつありました。しばらく空き家になっていましたが、目のチームが窓ガラスなどを切断してアート作品にしたものです。1、2階の部屋には入れませんが、空洞部分のホワイトキューブが展示室になっています」
空洞部分は、転落しないよう、両側にガラス窓が張られており、階段を上ってからガラスのドアを開けて入るそうだ。
「作品であることが分かるように、キャプションの案内板を立てています。美術館から徒歩7分で行けますので、多くの場合は、お客様が移動して見られていますね。12月18日以降は、冬季休館になりますが、来春以降もアート作品の展示を予定しています。この家をいつまで使うかについては、未定です」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)