打線の核だった阿部寿樹を放出し、楽天から涌井秀章を獲得する電撃トレードを敢行した中日。スポーツ紙デスクは、「今後も驚くようなトレードを仕掛ける可能性が考えられる」と予測する。
「立浪和義監督が就任し、再建への期待がかかったが6年ぶりに最下位に低迷した。球団フロント、立浪監督はこのままでは勝てないという思いを強く持ったでしょう。功労者だった平田良介が来季の構想から外れて退団し、出血覚悟で阿部もトレードに出した。岡林勇希、土田龍空、石川昂弥、鵜飼航丞ら若手を中心に戦う形へシフトすることを考えると、京田陽太、高橋周平がトレード要員になっても不思議ではない」
京田、高橋周は1軍確約もなし
京田、高橋周は三遊間でレギュラーを張ってきた選手だが、もはや1軍の座さえ確約されていない。京田は正遊撃手として立浪監督の期待が大きかったが、今季43試合出場にとどまり、打率.172、3本塁打、8打点。首脳陣の印象も良いとは言えない。2022年5月4日のDeNA戦(横浜)で試合途中に名古屋へ強制送還。攻守に覇気のないプレーを見せたのが原因だった。その後も打撃の調子が上がらず、1、2軍を往復。遊撃手の座を高卒3年目の土田に奪われた。遊撃の守備能力は球界屈指と言われていただけに、このまま終わるのはもったいない。
高橋周は18年からレギュラーに定着。アベレージヒッターとして生きる道を見出し、20年に自身初の打率.305をマークしたが、昨季は打率.259、5本塁打と結果を残せず。今季も開幕直前に左足首を捻挫して出遅れ、8月も右脇腹の肉離れで二軍降格と度重なる故障が影響し、78試合出場で打率.249、2本塁打、21打点。長打を狙うか、確実性を求めるか試行錯誤を繰り返しているように見える。
打の中日打線で奮闘した阿部がトレードで楽天に移籍した衝撃は大きい。さらなる改革が断行される可能性は十分に考えられる。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 28, 2022
これが戦う男の弾丸ライナー??
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復活の狼煙を山形で#京田陽太 一軍復帰後初アーチ#プロ野球 (2022/6/28)
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