れいわ新選組の埼玉県川口市政策委員として活動している米山こうじ氏がツイッターに投稿した「庶民の現実」に関する投稿に賛否の声があがっている。
「半額シール」貼られた商品写真を公開
米山氏は2022年11月13日、「岸田さん わざわざ雨降ってるのに着替えて半額商品求めてスーパーに行く庶民の現実わかってます?」と投稿した。半額シールが貼られた惣菜パックの写真を2枚添付している。
1枚目はローストビーフ、しゃぶしゃぶ用のブリ、ポテトサラダ、2枚目にはキムチ、マカロニサラダ、焼き鳥串が写っていた。副菜類には100円前後のものが多かったが、ローストビーフは半額割引後の価格で475円(税込み、以下同)、ブリしゃぶは382円。2枚の写真に写っている商品の合計金額は約1300円だった。
共感するリプライが寄せられており、「理解する気なんてサラサラないと思います」とのコメントに、米山氏は「ですよね」と額に汗を浮かべた絵文字を添え返信した。
「スーパーで半額食品を取り合いで揉めているのを最近よく見掛けます。以前はほとんど見ることがなかったのですが、庶民は苦しく取り合いになってしまうのです。政府自民党は全く対策を講じませんね」とするコメントには、「気をつけないと揉めますよね」と返信した。
米山氏は翌14日には、「いや~凄まじい争奪戦だった 半額シール貼られてから 今までどこにいたのよって思うくらいの人が殺到」とし、「岸田さん仕事して」というハッシュタグを添えてツイートした。写真には、サラダとサンドイッチ、ソース焼きそば2パックが写っており、4品合計約600円だった。
この投稿にも「米山さんの親近感ハンパない」「それが現実。みんな苦しんでいるのに」などと共感する反応が寄せられた。米山氏のように半額品の争奪戦をしたというユーザーに「そりゃ参戦しますよね~今の物価高では」と返信。さらに「もう、どっかを『〆』なきゃ家計を回すの大変過ぎて、、申し訳ないけど食費を、、」との声が届くと、米山氏は「これ以上削るの食費しかないですよね 今までの生活してたら月末までお金がもたないご家庭が多いかと」としていた。
「贅沢なモン並べて『半額やぞ』って言われてもね」
一方で、特に13日のローストビーフやブリしゃぶといった買い物内容に疑問を感じたとする反応もあがった。
「貧窮した庶民は半額でもぶりしゃぶとかローストビーフは買わんと思うが......」
「ローストビーフやブリしゃぶ...お金がなくたって、たまにそのうちの一つを買うことはあっても、同時には買わない」
「これらは『半額でも高いからスルー』が庶民の感覚」
「ゆーて毎食この金額をかけられるなら、貧困云々とは程遠い気がするね」
「貧乏アピールする人にしては贅沢なモン並べて『半額やぞ』って言われてもね...買い物がヘタね、としか...」
批判に対し、米山氏は16日に「もしかして買ってきた物全部一晩で食べると思われてる? 私は独りだからこれを2~3日かけて食べるんですけど しかも定価で買えないから半額で買ってきてるのに日割したらかなり安い それを贅沢だというなら私たちの賃金安過ぎじゃないですか? 賃金上げろと声を上げるべきでは? と思うのですが」と反論している。
岸田さん わざわざ雨降ってるのに着替えて半額商品求めてスーパーに行く庶民の現実わかってます? pic.twitter.com/k4sqNaeYw4
— 米山こうじ@れいわ新選組川口市政策委員 (@kumidaisuki) November 13, 2022