約1万1000パック売れた
新潟の米の魅力を伝えるため、あえて具なしの塩おにぎりを販売することにした。海苔を別添えにしたのは、米の味と海苔の張りを楽しんでもらうためだそうだ。塩には地元の「笹川流れの塩」を用いた。肝心な品種は次のように選んだという。
「新潟のお米の良産地、『南魚沼産コシヒカリ』、今話題の『新之助』は直ぐに決まりました。もう1品は、食感と粘りを楽しんでいただける様に低アミロース米の『ミルキークイーン』を採用しました。」
ツイッターで注目されたことについて、渡辺さんは次のように驚きを語る。
「会社の事務員さんがSNSで話題になっていると教えてもらい、見てびっくりしました。米の食べ比べに興味を持って下さる方がこんなに多くいることに大変うれしく思っています。
実際、私も試作段階でこんなにご飯の甘味、旨味、粘りが違うのかと驚いていました。これから、第2弾、第3弾と発売できればと思っております」
「新潟県米産食べくらべセット」は21年1月に発売され、10月までに約1万1000パック売れたという。渡辺さんは「自宅には釜が1つしかないので1種ずつしか食べられませんが、同時に食べ比べることでより品種の違いを楽しめると思います」と話した。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)