焚き火で丸焦げ、ゴミ放置...マナー違反キャンプ客に批判 「火事になれば出来心で済まない」目撃者明かす状況

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   熊本県のキャンプ場で大学生ら2人による迷惑行為があったと指摘するツイートが話題になっている。タバコの吸い殻やゴミを芝生で隠すように不法投棄して去り、現場には真っ黒な焚き火跡も残っていたという。投稿者に詳しい話を聞いた。

  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
    ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
    ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
    ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
    ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
    ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • 写真右に問題のテントが設置されていた(写真提供:モロケンさん)
    写真右に問題のテントが設置されていた(写真提供:モロケンさん)
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • ツイッターユーザー・モロケン(@morokengo)さんの投稿より
  • 写真右に問題のテントが設置されていた(写真提供:モロケンさん)

「マジでマジでやめてほしい」

   発端となったのは、チャンネル登録者10万人を超えるキャンプ系YouTuber・モロケンさんが下記のように切り出した2022年11月13日朝のツイートだ。

「関西から熊本に来たバイカー2人がゴミは散らかすし直火はするしで最悪なんだけど...キャンプ場の入り口でこれはマジでマジでやめてほしい」

   芝生のキャンプ場で撮影された添付写真を見ると、1張りのテントの周りに空き缶などのゴミが散乱している。焼き網も転がっており、近くの芝生が網より一回り小さい範囲で真っ黒に焦げている様子が目を引く。

   投稿ではバイクのナンバーと車種から相手のツイッターアカウントと大学名を特定したと明かしながらも、相手は悪気がなかったものと推察し、DMで注意するに留めて現場の始末を肩代わりするとした。

   しかし、相手が撤収した後、昼の投稿で「前言撤回」。多数のタバコの吸い殻と細かいゴミが枯草の下から出てきたという。実際の写真では、焦げたアルミホイルや菓子のプラスチック容器が確認できる。モロケンさんはゴミは拾って焦げ跡を削るなどして「できる限り綺麗にした」と報告。これらは隠されていたとも指摘し、相手の大学に電話すると投稿した。

   最初の投稿は5700件以上のリツイートや3万2000件超の「いいね」を集めるなど注目され、「キャンプ場は来た時より綺麗にして帰る!って心構えが大事なのですけどね...」「後始末できないなら利用しないで欲しい」と言った声が寄せられている。

   モロケンさんは14日、場所は甲佐町が管理する「津志田河川自然公園」で、場内には直火禁止やゴミの持ち帰りを呼びかける看板がいくつか設置されていたとJ-CASTニュースの取材に答えた。相手は女性と、性別が分からない金色長髪の人物だったという。

相手は地元住民に注意を受けていた

   モロケンさんによる詳しい顛末は次のとおりだ。

   まず12日15時ごろ、モロケンさんが公園を訪れた時点で相手のテントは設置されていた。同日夜には、巡回中の消防車が防火訓練を告知する際の放送で、昨年は公園内で数件の火災が発生したと注意喚起していたという。

   翌13日朝、モロケンさんはトイレへ行きがけに、当該テント周辺に散乱するゴミと芝生の焦げ跡を目にして冒頭のツイートに至る。相手が目覚めたら片付けるだろうと考え、直接は接触しなかった。

   当時、2人の振る舞いを問題視しているのはモロケンさんだけでなかったようだ。モロケンさんのテントを訪れた地元住民が、2人に関して「散らかしてるから注意した」と話す場面もあったという。

   昼前に相手が公園を発ち、跡地は一見すると朝より綺麗になっていたが、投稿で伝えたような状況だった。モロケンさんがツイッターのDMを通じて、女性に対してゴミを片付けた旨と今後繰り返さないよう伝えたところ、謝罪があり、直火ではなく焚き火台を使用していたが地面に近く芝生が焦げた旨の説明を受けた。ほどなくして相手はアカウントを削除したとする。

   同公園の利用にあたり、甲佐町はウェブサイトで、焚き火などの灰や炭についても廃棄は禁止としたうえでゴミは自宅に持ち帰るよう呼びかけている。公園内や周辺でゴミの不始末が散見されるとし、今後状況に変化がなければ公園を閉鎖するともいう。ページが更新されたのは今年8月だ。

「一歩間違えば火事の原因に」投稿者語る

   モロケンさんは、相手女性が所属する関西地方の大学には端的に経緯を伝えたとする。当該大学の広報も15日、実際に問い合わせがあったと取材で認め、学生にはマナー違反に関して注意をしたと明かす。

   一連の出来事について、モロケンさんはこのように私見を述べる。

「吸い殻や焚き火の燃えカスを枯れ草に隠すという行為は一歩間違えば火事の原因になってしまいます。火事になってしまえばほんの出来心では済まされないことです。地元の人たちが本人に直接注意喚起している中でそういう危険な行為をした時、SNSのアカウントを削除して逃げてしまえばなんとかなるという話ではないと僕は思います」

   人の優しさに触れ合えるのが旅の醍醐味だと考えているともいい、次のように訴えた。

「僕の個人的な願望ですが自分の振る舞いを改めて見つめ直し、彼女には旅の楽しさを目一杯感じながら旅先で愛される旅人になってほしいと思います」
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