ポケモンカードの公認イラストレーターとして知られるさいとうなおきさんが2022年11月14日、直筆サインをしたカードが転売されていたとして、ツイッターで困惑を露わにした。
「しばらく怖くて人前に出にくくなって困ります」
事の発端となったのは、13日にポケモンカード専門店の公式ツイッターが、さいとうさんのサイン入りレアカード「リーリエ(エクストラバトルの日)」を入荷したとツイートしたこと。
もともと限定配布された希少なもので、フリマサイトなどでも高額で取引されているレアカードだが、今回はそれに加えてさいとうさんのサイン入りということで、1598万円もの値がつけられていた。
しかし、そのサインには「AKIRAさん」と宛名が書かれていたことから、ネット上で物議に。
14日になってさいとうさんもツイッターでこの騒動に言及。「サインカード転売の件、ご本人のお名前入れの対策を徹底してたんですが予想外でした」と明かし、「自分の所有物ですから、僕がアレコレ言う権利ないですし、買う買わないもお店の判断ですけど、単純に僕がしばらく怖くて人前に出にくくなって困ります」と困惑しつつコメント。また、「AKIRAァ!僕はしっかり顔覚えてるぞ!!!」と、泣き笑いの絵文字を添え、冗談交じりに呼びかけていた。
そのほかネット上では、このカードの写真を10月中旬にツイッターで紹介し、「一生大切にコレクションします」とつづっていた「AKIRA」という名前のツイッターユーザーも見つかり、注目を集めている。15日現在、そのユーザーのアカウントは削除されている。
一連の騒動を受け、ネット上では、
「ただただ悲しいですね」
「良かれと思ってしたことがこんな風になってしまうのは本当に残念」
という声が集まっていた。