「安全性の確認がとれております」
騒動を受けてデジタル庁は14日、該当ページは「厚生労働省サイトで安全性の確認がとれております」と問題はないとし、「『この警告を無視して続ける』をクリックしてご覧ください」とツイッターで呼びかけた。
14日15時45分までには警告は消えたが、原因は不明だ。デジタル庁広報は取材に、同庁および厚労省で問題を把握したといい、「Twitter社に確認の連絡は入れています」と答えた。
J-CASTニュースが調べたところ、12日以降、厚労省以外のページでも同じ警告を確認できた。ニュースサイトが多く、ニュースキュレーションサイト「ライブドアニュース」の記事「マンガ好きのウクライナ少女・ズラータさん、日本で描く夢...『太宰治を読むときは嫌な気分忘れた』」(配信元は読売新聞)や、ニュースサイト「ハフポスト」の記事「バンクシーの新作が戦禍のウクライナに登場。『柔道家を投げる子どもの絵』も本人の作品か【画像集】」、ニュースサイト「現代ビジネス」の記事「イーロン・マスクのTwitter大ナタで思わず表に出たキラキラIT系外資の『裏側』とは」が該当する。
そのほか、ウェブメディア「QuizKnock」のクイズ「『世界一長い曲』演奏し終えるのに何年かかる?すでに20年以上演奏中」や、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の公式サイトなど、いずれも運営元が明示してあり安全性が高いとみられるページだ。
ツイッターのヘルプページによれば、リンクの警告表示は第三者団体と協力しながら複数の要素を組み合わせて判断している。
要素の例として(1)スパムおよびマルウェアへの対策に強いサードパーティーベンダー(2)業界の同業者や信頼できるNGOのパートナーと共有する協働情報(3)社内技術およびツール(4)ツイートの報告――の4つを挙げており、分類が誤っている場合は専用フォーム(https://help.twitter.com/ja/forms/authenticity/spam)から報告する必要がある。
今回の一連の事象について、ツイッター日本法人に見解を質している。広報の専用メールアドレスを通じて取材を申し込んでおり、回答があれば追記する。