河野太郎デジタル相が、ツイッターの「エゴサ力」を改めて発揮している。
河野氏は過去にも、「縦読み」やアスキーアートなど、様々なツイッター上に書かれた自分の名前を探し出して「ヤメレ」と返信する「特技」が話題になったが、今回は0と1による「2進数」で書かれたメッセージを解読。2進数で返信してみせた。
0と1の羅列を読み解く方法
河野氏の目にとまったのは、2022年10月7日にツイートされた
「110110010110011 1001000111001110 101100100101010 1001000011001110」
という内容。特に河野氏のツイートを引用したり、返信したりしているツイートではなく、単に0と1が羅列してあるだけで、そのままでは日本語として意味を理解することはできない。1か月以上経った11月13日夜、河野氏はツイートを引用して
「11000011100100 11000011100001 11000011101100 11000000000010」
と返信した。
この文字列を16進数に変換すると、それぞれ「6CB3 91CE 592A 90CE」「30E4 30E1 30EC 3002」。さらに、国際標準の文字コード規格「ユニコード」で割り当てられた文字に当てはめると、「河野太郎」「ヤメレ。」になる。
19年には、「3053 3046 306E 305F 308D 3046」という書き込みに「3084 3081 308C」と返信したことがある。それぞれ「こうのたろう」「やめれ」だ。
河野氏からの返信を受け、投稿者も13日夜に「河野太郎さんから返事来てて腹よじれた」と反応していた。
100万円のモデム使って「テレワークの社内第1号」
河野氏のコンピューターやネットワークの利用歴は長い。河野氏は1986年に富士ゼロックス(当時)に入社。21年の著書「日本を前に進める」 (PHP新書)によると、すでに全世界の事業所がネットワークで接続され、メールを送ったり電子的に設計図を共有したりできた。河野氏は社内ネットワークを使って在宅勤務で翻訳作業を行ったといい、当時の様子を次のように明かしている。
「当時としては最高速の9600bpsという高速通信のモデムの価格がとうとう100万円を切り、常務の決裁で購入できることになっていたため、それを使って J-Starというゼロックスのワークステーションを本社とつないで仕事をすることになりました。今で言うテレワークの社内第1号でした」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)