まさかUFO?要潤の月食写真に「謎の物体」 ネット騒然、その正体は...専門家に見解を聞いた

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専門家が指摘した「6つの可能性」

   今回、J-CASTニュース編集部は神奈川県平塚市の「平塚市博物館」で天文分野の学芸員を務める藤井大地氏に、要さんの写真に写り込んでいる物体について分析を依頼した。

   取材に対し、藤井氏は6つの可能性を指摘。その中でも1番可能性が高いものとして「ホットピクセル」という、写真を撮影した機材側に原因がある可能性を指摘した。

   藤井氏いわく、デジカメやスマホカメラの撮像素子を構成する素子の1つ1つが経年劣化していくと、それが異常な電気信号を発することがあるという。その結果、写真の何もないところに点が出来てしまう「ホットピクセル」という現象が起き、何らかの物体が写り込んでいるように見えることがあるという。

   その次にあり得る可能性として、撮影中に宇宙から飛んできた放射線が素子に当たり、その結果として、やはり異常な信号が発せられて白っぽい点として記録された可能性を指摘した。

   また、それ以外の可能性として藤井氏は、月面に隕石が当たった際に発生する「月面衝突閃光」の可能性、さらには、「人工衛星」「流星」「飛行機」の可能性も指摘したが、いずれも上記の2つよりは可能性が低いという。

   まず「月面衝突閃光」については、月面に隕石が落下した際に光が放出される現象だが、その光は微弱であり、通常は三日月など月が細い時に光っていない箇所で見られるものであると指摘する。

   また、「人工衛星」「流星」については、点に妙にピントが合いすぎているように見えるのが不自然であること、「飛行機」については、本当に飛行機だった場合は黒っぽい影、つまりシルエットのような感じでぼんやりと写り込む可能性が高いことを挙げた。

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