円安などの影響で値上げが相次ぐ食料品。消費者としては受け入れざるを得ないが、価格は据え置いて内容量を減らす「シュリンクフレーション」(ステルス値上げ)など、場合によってはメーカーに批判が向くことがある。
ネスレ日本のスティックコーヒーシリーズも、一部で反発を招いている。従来の30本から26本入りに変更したばかりか、欺瞞的にお得感を演出している――といった指摘が出ている。
仕方ない?それともせこい?
ネスレ日本が2013年から販売しているスティックコーヒーシリーズ「ネスカフェ エクセラ ふわラテ」。これまで30本入りだったが、最近になって26本に変更となった。
メーカーによる内容量の見直し自体は珍しくないが、リニューアル品の販促方法に疑問の声が上がった。元々30本入りだったにもかかわらず、パッケージで「26本入り+4本増量!」と訴求したためで、めざとい購入者がツイッターで問題提起すると3000以上リツイートされた。
「商売ってそんなもんでしょ」「仕方ないな...」と理解を示す反応がある一方、「お得感詐欺」「減らしといてちょっと増やしてそこをアピールするの。むちゃくちゃせこい」「将来的に増量期間は終了しましたって言って内容量減らす手法だよ」と辛辣な意見が少なくない。
買い得だと購入したものの、これまでの本数を知って落胆したという人もいた。そのほか、「小賢しいステルスじゃなくて堂々と値上げすればいいのに」との提案もあった。