世田谷の老舗銭湯「そしがや温泉21」閉店へ 68年の歴史に幕...「ショックから立ち直れない」の声

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   東京・世田谷区の銭湯「そしがや温泉21」が2023年3月をもって閉店する。22年11月11日、店主が施設ツイッターを通じて発表した。利用者の間では惜しむ声が広がっている。

  • 「そしがや温泉21」公式サイトより
    「そしがや温泉21」公式サイトより
  • 「そしがや温泉21」公式サイトより

昭和・平成・令和にわたり営業

   そしがや温泉21は、小田急小田原線・祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩5分という立地で、名物の「黒湯」をはじめとする浴槽4種のほか、長さ約10メートルのミニプールや高温サウナ、低温ミストサウナ、冷凍サウナなど充実した設備を展開してきた。

   店主は閉店を伝える投稿で、その歴史を次のように振り返っている。

「昭和29年に先々代が前身の『福の湯』を開業し、昭和60年に先代が『そしがや温泉21』へ改装を行って以来、68年の長きに渡り祖師谷をはじめ、遠方よりお越しいただいた沢山の皆様にご来店いただき営業を続けてまいりました」

   しかし、「建物・設備の老朽化が進んでいることから、この度建物を取り壊し、令和5年3月31日をもって『そしがや温泉21』は閉店させていただく事となりました」。下記のように感謝を述べた。

「昭和・平成・令和の長い間、この祖師谷で沢山の皆様にご愛顧賜りながら営業を続けることが出来ましたこと、従業員一同心より御礼申し上げます」

   提携施設のコインランドリー「ランドリーミニッツ」は今後も営業を続けるという。

   発表を受けてツイッターでは利用者から、「ショックから立ち直れない...私のホームサウナ、1番通っていた銭湯が...」「小学生の頃から行っていた銭湯でした。さみしいし残念。。」「長い間、地域の憩いの場だったのではないかと思います。お疲れさまでした」といった声が広がっている。

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