プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムで活躍した高木豊氏(64)が2022年11月8日にユーチューブチャンネルを更新し、ファウルゾーンの規定を満たしていないことが発覚した日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」に言及した。
新球場は「メジャーリーグをモデルにしたのだと」
スポーツ紙などの報道によると、北海道・北広島に建設中のエスコンフィールド北海道は、ファウルゾーンの仕様が公認野球規則の定めを満たしておらず、11月7日に行われた日本野球機構(NPB)と12球団による実行委員会で指摘を受けた。
公認野球規則では本塁からバックネット側のフェンスまで60フィート(約18.288メートル)以上が必要とされているが、エスコンフィールド北海道のファウルゾーンは約15メートルで、工事の進捗は95%を超え完成間近となっている。
高木氏は新球場の規則違反について「日本ハムの新球場はよりメジャー(リーグ)に近い球場を作りたいという。メジャー(リーグ)をモデルにしたのだと思う。そこ(メジャーリーグ)の規約と日本が定めている規約は違う。そこらへんで解釈の違いとか色々なことが生まれている」と解説した。
そして横浜スタジアムや東京ドームなど各球場によってグラウンドの広さや外野フェンスの高さなどの違いがあるとし持論を展開した。
「これを違反だから使わないでくれとか...」
「(新球場は)ピッチャーが投げる球がよりリアルに感じられる。これからの球場はこういうスタイルになってくると思う。これを違反だから使わないでくれとか、これあるかなと思って。このまま現行でいいんじゃないのって」
さらに「確かにベンチに座っていてあまりにも距離が近いと怖いなというところはある。ネットがないから。ファンのためにはネットを作れば危険度は減るし、いいんじゃないのかなと思う」と語り、「せっかく新球場を作ってこれからという時に、規則は規則なので仕方ないがこれを容認するような形を取ってもいいのかなと思う」と私見を述べた。
スポーツ紙などの報道によると、日本ハムは現在、球団内で対応を協議しているという。今後の実行委員会の裁定、球団の対応に注目が集まる中、高木氏は最後に「何卒このまま現行通り新球場がいけるように裁きをしてほしい」と懇願した。