「決してDVや暴力を肯定する立場にはございません」
これらの描写について、アスク出版は7日の発表で、「『暴力を肯定している』と解されかねない場面の文章が掲載されており、教材として適切でないとのご指摘をいただきました」と説明。「読者の皆様にご不快な思いをさせてしまい、ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
同社は、10年の出版時に在籍していた編集部員が、22年11月現在で全員退職していることから「当時どういった状況で発行に至ったのか、制作におけるチェック体制は適切であったかなど、詳しい経緯をどうしても把握できておりません」とする。
同社は「著者はもちろん弊社としましても、決してDVや暴力を肯定する立場にはございません」としつつ、「誤解を生むような文面であったことを重く受け止め、全面的に内容を変更する」と説明。また再発防止策として「編集部の意識を一層強化し、細心の注意を払って制作する」「教材としてふさわしい内容であるか、読者のみなさまにご不快な思いを与えてしまうような表現はないかを、制作段階から複数名で確認する体制を徹底する」と伝えた。