NPBでの現役続行は「限りなく厳しい」 山口俊&平田良介を待つシビアな現実...「若手の手本になるイメージない」

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   12球団合同トライアウトが楽天生命パーク宮城で2022年11月8日に行われ、49人が参加した。かつて侍ジャパンで活躍した元ソフトバンクの秋吉亮、巨人にFA移籍したが2年の在籍で退団した井納翔一ら実績のある選手が参加する中、トライアウトに参加せず朗報を待つ選手たちもいる。

   今オフに巨人を退団した山口俊、中日を退団した平田良介だ。

  • 山口俊(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    山口俊(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 山口俊(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「ベテランならではの経験というのがある」と熱弁も...

   山口は剛腕投手として若手の時は横浜(現DeNA)で先発や守護神を務め、16年オフに巨人へFA移籍。多彩な変化球と制球力で勝負する投球スタイルにモデルチェンジし、19年に15勝4敗、防御率2.91と先発の柱で最多勝と最高勝率(.789)、最多奪三振(188)のタイトルを獲得した。

   同年オフに球団史上初のポスティングシステムでブルージェイズに移籍したが、メジャーでは思うような結果が残せず、昨季途中に巨人に復帰。今年は先発、救援で調整していたが、1軍登板は1試合のみに終わった。

   平田はシュアな打撃と外野の高い守備力でレギュラーを張っていたが、故障が多いのがネックになり近年は出場機会が減少。今季は51試合出場で打率.200、1本塁打、10打点と結果を残せなかった。

   10月30日には自身のYouTubeチャンネルで、現役続行への熱い思いを吐露。「もし、次のプロ野球チームに呼んでいただくことがあれば、今まで通り後輩と一緒に練習したりだとか、後輩と切磋琢磨して。また僕自身も、日本代表の選手であったり、オールスターに選ばれた選手とかたくさんの球団の選手とも交流があります。いろんな話を聞いたことがあります。ベテランならではの経験というのがあると思うので、そういったところを後輩たちに伝えていっていけたらと思います」と熱弁した。

「正直、2人は...」

   スポーツ紙デスクは、山口と平田についてこう語る。

「山口は直球に以前の力強さがなくなっているのが気になる。平田は代打で結果を出すタイプでなく、使い勝手が難しい。正直、2人は若手の手本になるというイメージはない。NPBで現役続行は限りなく厳しいと思います」

山口、平田に手を差し伸べる球団は現れるだろうか。(中町顕吾)

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