パインアメを黒くしたら...車・バイク好きに人気沸騰 新商品「タイヤアメ」販売好調、担当者も驚き

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   ロングセラーキャンディの「パインアメ」で知られるパイン(大阪市天王寺区)が、一部コンビニ限定で販売している「タイヤアメ」が好評だ。パインアメと同形の飴を黒く着色した「タイヤ」そっくりの見た目が、車やバイク好きなどの間で話題を集めている。

   パインの担当者は「当初想像していたよりも速いペースでご購入いただいておりまして、驚いております」と話す。

  • タイヤそっくりな「タイヤアメ」(パイン提供)
    タイヤそっくりな「タイヤアメ」(パイン提供)
  • パインアメ(左)とタイヤアメ(右)
    パインアメ(左)とタイヤアメ(右)
  • タイヤそっくりな「タイヤアメ」(パイン提供)
  • パインアメ(左)とタイヤアメ(右)

「思ったよりタイヤ」「ゴムの味しそう」

   「なんと...パインアメが...タイヤに!?」――。パインアメの公式ツイッターは2022年10月25日、同日からファミリーマート限定で発売された新商品を紹介した。名前は「タイヤアメ」だ。

   パインアメと同じ形の飴を、炭末色素やカラメルを用いて黒く着色。奇しくも、ギザギザの部分は車のホイールのようにも見える。味はコーラ味だ。パインの広報担当者は11月8日、J-CASTニュースの取材に「いつもとは切り口が異なるちょっと面白いものを作ろうということになり、パインアメを黒くするとタイヤに見えるというアイデアが採用されました」と開発経緯を説明する。

   その奇特なコンセプトに、ツイッター上では「斬新すぎる」「思ったよりタイヤ」「ゴムの味しそう」などと注目を集めた。とりわけ車好きやバイク好きの間で話題になり、カー用品店で売られているタイヤのように縦に重ねて置いたり、実際のバイクのタイヤと並べて撮ったり、ミニカーと一緒に撮る人もいた。

過去にも「タイヤ」に見立てた商品を開発

   タイヤアメ発売から6日後の10月31日、パインアメの公式ツイッターは「本日出荷分で弊社在庫完売となりました」と報告。11月8日現在、まだ店頭では販売中だが、パインの担当者は「当初想像していたよりも速いペースでご購入いただいておりまして、驚いております」と話す。

   パインは近年、「ナシアメ」(18年)、「キウイアメ」(19年)、アニメ「SPY×FAMILY」とコラボしたフルーツミックス味の「アーニャアメ」(22年)など、パインアメの姉妹品を積極的に開発してきた。

   担当者は今回の「タイヤアメ」について、「今までのパインアメシリーズはフルーツ・飲料を中心に商品化してまいりましたので、今回のタイヤはかなり切り口の異なった商品だったため、当初は消費者の皆さんがどう受け止められるのか少し心配ではありました」と振り返る。それでも、多くの好反響があったことで「想像以上に楽しんで購入いただいた様子がSNSから伝わってきましたのでとても嬉しく思っております」と喜んだ。

   実はパインは、過去にも飴を「タイヤ」に見立てた商品を手がけたことがあった。19年にタイヤメーカー・ダンロップの依頼を受け、同社の販促品「働くクルマのパインアメ」を開発。通常のパインアメとともに、真っ黒いコーラ味の「タイヤアメ」が入っている仕様だった。担当者は「黒くすることでタイヤに見立てるキャンディをご提案し、ご採用いただきました」とする。一方で、今回発売の「タイヤアメ」とは別製品で、つながりはないという。

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