規制対策で銃を「サンマ」に―― ザ・ファブル話題広告、なぜ誕生?ヤンマガ編集部に聞いた

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   大阪の各所に掲出されている漫画「ザ・ファブル The second contact」の広告がユーモラスだと注目を集めている。キャラクターが原作で手にする拳銃が、広告では全て「サンマ」に置き換えられているのだ。

   広告規制への対策だというが、なぜサンマなのか。同作を連載する「週刊ヤングマガジン」(講談社)編集部に理由を聞いた。

  • ザ・ファブルの広告(写真提供:ツイッターユーザー@KARAMITEshimoteさん)
    ザ・ファブルの広告(写真提供:ツイッターユーザー@KARAMITEshimoteさん)
  • ザ・ファブルの広告(写真提供:ツイッターユーザー@techi625810sunuさん)
    ザ・ファブルの広告(写真提供:ツイッターユーザー@techi625810sunuさん)
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「さすがプロやな───」ファン歓喜

   累計2000万部を突破した人気シリーズの第2部にあたる同作は、伝説の殺し屋「ファブル」こと佐藤アキラと呼ばれる男をめぐる物語が描かれる。手がけるのは漫画家の南勝久さん。広告の掲出が2022年11月7日から大阪ではじまると、ネット上で大好評を博すこととなった。

   なかでも話題を集めたのは、銃の代わりに様々なポーズでサンマを構える主人公が描かれた大型ポスター。中央には「※広告規制により、サンマを持たされています」と説明書きがある。銃のような効果音が「カチャァ」「プシュ」などと添えられる一方で、吹き出し内の台詞は「そうだ───プロはサンマでも宣伝できる───」「コンプライアンスだ───」と状況に対応している。

   同様の広告は、ほかに漫画の1シーンを抜粋したものなど複数パターンが展開され、いずれもキャラクターが武器の代わりにサンマを手にしている。一部では理由を「表現上の都合」とする広告もある。

   広告はツイッターで拡散され、「広告規制を逆手に取った手法。オモロい」「秋刀魚てwwww」「ファブルの広告めっちゃいい」「さすがプロやな───」と楽しむ声が寄せられている。担当編集・タサカ兄さん(@tinpozaru)のツイートによると掲出期間は11日までだ。

   サンマを選んだ理由について、ヤングマガジン編集部は8日、「元々はバナナなど複数案あったのですが、作品との親和性と季節感からサンマを選びました」とJ-CASTニュースの取材に明かした。

   ツイッターの反響には「編集部も作者の南さんも『これは面白い』と思っていたので楽しんでいただけて良かったです」。「この広告をきっかけに『ザ・ファブル』に興味を持っていただければ幸いです」と伝えた。

   具体的な掲出場所は、道頓堀の大型デジタルサイネージ「ツタヤエビスバシ ヒットビジョン」のほか、JR大阪駅や大阪メトロ御堂筋線・梅田駅、心斎橋駅、なんば駅など。11月14日からは第2弾の広告を大阪で展開するという。

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