中日・京田陽太はトレード要員に? ドラフト二遊間大量指名「そこを守る選手達への信頼度が低い」

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   6年ぶりの最下位に沈んだ中日。2022年秋のドラフトでは二遊間の選手を3人も指名した。

  • 京田陽太(写真:松尾/アフロスポーツ)
    京田陽太(写真:松尾/アフロスポーツ)
  • 京田陽太(写真:松尾/アフロスポーツ)

「劇的な変化がない限り、レギュラーを奪い返すのは厳しい」

   2位の明大・村松開人は二塁が本職だが、静岡高では遊撃を守っていた。走攻守3拍子揃ったプレースタイルで、今秋のリーグ戦では打率.348をマーク。16年以来の春秋連覇に大きく貢献した。

   5位の日本海オセアンリーグ・福井の浜将乃介は内外野守れるユーテリティープレーヤー。俊足と長打を兼ね備えたスケールの大きいプレースタイルで、今年は遊撃でベストナインに選出された。

   6位の亜大・田中幹也は広島・菊池涼介を彷彿とさせる身のこなしで「忍者」と形容される。二塁や遊撃で俊足を生かした広い守備範囲は、1軍の水準に達しており、プロで大輪の花を咲かせる可能性を秘めている。

   今季の中日は二遊間を固定できなかった。正遊撃手だった京田陽太は攻守で精彩を欠き、43試合出場で打率.172、3本塁打、8打点。高卒2年目の土田龍空が台頭したが、遊撃のレギュラーを確約するのはまだ早い。同じポジションを守る3人の選手が加入したことは大きな刺激になるだろう。

   立場が危うくなったのが、京田だ。二塁も守れるが、本職の遊撃で勝負したい。中日を取材するスポーツ紙記者は、「ドラフトで二遊間の選手を3人獲得したということは、そのポジションを守る選手達への信頼度が低いともいえる。若手を実戦でどんどん試したい中、京田は劇的な変化がない限り、レギュラーを奪い返すのは厳しい。トレードで放出の可能性がゼロとは言えない」と指摘する。

   背番号1は逆境からはい上がれるか。(中町顕吾)

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