普段の天王星は「空が十分に暗い場所で目の良い人が見てやっと見えるほど」
東京では、皆既食の間に天王星食が起きた。月の左下にあった天王星が20時41分ごろから21時22分ごろまで月の後ろに隠れた。天王星の明るさは6等級ほどで、国立天文台によると「空が十分に暗い場所で目の良い人が見てやっと見えるほどの明るさ」。満月に近い月による天王星食では月が明るいため観測は困難だが、今回のような皆既月食では「月がたいへん暗くなるため、比較的簡単に天王星を観察することができます」と説明していた。
天王星食は「惑星食」の一種で、日本で皆既食中に惑星食が起こったのは、1580年7月26日の土星食以来442年ぶり。次回は2344年7月26日の土星食だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)