提案したのは...「1トップ鎌田」
闘莉王氏が提案したのは、フランクフルトで好調なMF鎌田大地選手(26)の1トップ起用。あるいは「めちゃくちゃ調子の悪い南野(拓実、モナコ)選手をFWで使ってもいい」と述べ、浅野・前田・上田の3選手について「現段階では期待できない。これは点取れそうにない。俺がDFだったら怖くない。無理無理。だったら鎌田か南野。今の調子を考えると、1トップ鎌田です」と言い切った。
インタビュアーから、スピードのある浅野と前田には前線からのプレッシングが期待できるのではないかと聞かれるも、闘莉王氏は呆れたような笑みを浮かべつつ、「FWはプレッシング必要ないんだよ」とバッサリ。プレッシングは他のポジションを担う選手の役割だとしたうえで、「FWは点を取るんです。だったら、DFを1トップに入れろ! そしたらプレッシングがかかる。考え方がおかしいんです!」と語気を強めた。
さらに、「この何か(得点の)匂いのしない3人を連れて行くんだったら大迫、古橋を連れていけと。それくらい思いましたね。引き出しが少ないんです、この3人は同じタイプ」と闘莉王氏。加えて、招集外だったJリーグ・湘南ベルマーレの町野修斗(23)を「ヘディングが強い。結構ゴリゴリいく」と評し、「だったら、この3人の誰かを削って、『大迫、古橋、町野の誰かを連れて行くんだ』って、コーチたちは言わないのかー!と。俺がコーチとして日本代表にいれば、このFW3人じゃなかった、絶対」と力説していた。