森永乳業(東京都港区)のロングセラー商品「クリープ」。コーヒーや紅茶に入れる粉末クリームだが、これをそのまま食べた経験のある人、少なくないのではないか。
ミルクとは少し異なるクリープの味にはまってしまった人々に向けたお菓子、「クリープ焼いちゃった風ベイクドチョコ」が発売された。SNSでは「親の目を盗んでなめてたクリープそのまんまの味」などと注目を集めている。
「クリープを瓶から食べてた人に超オススメ」と話題に
クリープは1961年発売。時代によって多少の変化はあるものの、黄色いラベルに赤い「Creap」の文字を記したパッケージが約60年にわたって採用されている。
クリープをそのまま食べたい、という需要は以前からあるようだ。2011年には、森永乳業サイトでクリープだけを焼いたクッキー「サクサクリープ」のレシピが紹介され、SNSで大きな話題になった。
そのクリープ味を、森永製菓(東京都港区)がお菓子で再現し、商品化した。2022年10月18日、まるでクリープを焼いたような白い焼きチョコレート「クリープ焼いちゃった風ベイクドチョコ」を発売したのだ。
取材に対し、森永製菓は次のようなこだわりを述べる。
「クリープのコクをしっかりと感じられることを前提に、焼く事でサクサクリープとの親和性も感じて頂けるよう、当社独自のベイクドチョコレートの技術にて味わいを再現しました」
ツイッターでは発売日から「クリープを瓶から食べてた人に超オススメ」といった口コミが拡散されている。
「ベイクドチョコのクリープ味、うん、なんかクリープっぽい!ホワイトチョコな味!」
「流石コーヒーとの相性抜群です。昔、瓶からスプーンで直喰いしてたの思い出す」
「クリープのチョコ、絶対クリープ直で食べてた人が作ったでしょ」