「『端だけど絶対みんな私のこと見てる!』と思い込んで立つこと」がチャンスにつながる
後段の「どこにいたって主役は私!」では、「『私なんて端にいるから見られていない』ではなく『端だけど絶対みんな私のこと見てる!』と思い込んで立つこと」を説く。それがチャンスにつながるからだ。
「そうすると、本当に絶対みんな見ててくれるし、『こんなに端にいたのに、あの瞬間見ててくれてたんだ!』っていうファンの方との絆も生まれたりもするから...。だから、どこに立っていてもチャンスだから」
ただ、須田さんは「アイドル活動の中で、これってもしかして一番大事だったかもなあ?と思うこと」として「メンバーが主役ではないこと」を挙げた。メンバーと運営スタッフとの関係を説明する文脈だ。「『メンバー』と『大人』」という「何か学校に近い感覚」になりがちな両者の関係だが、本来は「助け合ってグループを一緒に良くしていく仲間」。具体的には、次のように説明した。
「常にメンバーみんなも、スタッフさんと話し合って、より素敵なSKE48を作っていく一員として、1人1人が、『自分が、その役を担っているんだ』ということを忘れずに、自分の意見や考えに自信を持っていてほしい」
須田さんは22年10月掲載のJ-CASTニュースのインタビューで、グループや後輩メンバーに望むこととして、大きく(1)自分たちの努力に誇りを持っている人たちであってほしい(2)自分のことを好きでいてほしい(3)いろいろなときにファンの方のことを思ってステージに立てる人であってほしい、という3つを挙げていた。この点を改めて強調したとも言えそうだ。