「ステージ見づらい」網棚に不満続出→1週間で撤去へ みなとみらいホール改修問題、横浜市が対応発表

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   横浜市は2022年11月1日、リニューアルしたばかりの横浜みなとみらいホール(西区)の一部客席前に新設され、ステージが見づらいと指摘されていた落下防止の網棚について、11月5日をめどに撤去すると発表した。

  • 「ステージが見づらい」横浜みなとみらいホールの「網棚」の撤去決定(横浜みなとみらいホール公式サイトより)
    「ステージが見づらい」横浜みなとみらいホールの「網棚」の撤去決定(横浜みなとみらいホール公式サイトより)
  • 撤去される網棚(横浜市の発表より)
    撤去される網棚(横浜市の発表より)
  • 「ステージが見づらい」横浜みなとみらいホールの「網棚」の撤去決定(横浜みなとみらいホール公式サイトより)
  • 撤去される網棚(横浜市の発表より)

3日公演では座席振替

   横浜みなとみらいホールは1998年開館のコンサートホール。2021年1月から工事のため休館し、22年10月29日にリニューアルオープンを記念した神奈川フィルハーモニー管弦楽団の公演が約2000席収容の「大ホール」で行われた。

   しかし、SNS上では公演を訪れた観客が、客席の前に設置された網棚によりステージが見づらくなっていたと指摘。実際の写真付きの投稿が拡散された。横浜市の発表によると、網棚はスマートフォンやチラシなどの落下を防ぐため、今回のリニューアルで2階と3階の「バルコニー席」の前に新設されたものだった。

   横浜市文化観光局文化振興課は31日に報道向け資料を発表。網棚の設置によりステージが見づらくなったとの意見が多数寄せられているとした上で、「早急に網棚の撤去も含めた視認性向上に向けて調整を進めている」としていた。

   そして11月1日の発表では「ホールご来場者様、ご利用者様の多数のお声を受け、視認性確保の方策を検討してまいりましたが、主催者様やご来場者様への影響を最小限にするため、バルコニー席(両サイドの2階席及び3階席)の落下防止網棚を、11月5日(土)を目途に撤去することとしました」と撤去決定を伝えた。網棚撤去後の安全対策は当面の間、「注意喚起を促す表示の追加」「運用面の強化」などで対応するとしている。

   市の発表を受け、横浜みなとみらいホールの公式サイトは同日、11月3日に開催されるNHK交響楽団の公演で、視界不良の座席について他の座席への振替を受け付けると発表した。

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