「現状を維持するのが精一杯になるのではないでしょうか」
事務所を去った後について、この元大手芸能プロ幹部は、次のように推測した。
「滝沢さんは、ジャニーズのグループから着いて来てほしいとは、考えていないでしょう。日本のほか、アジア各国から人材を探して、世界で戦えるグループを育てたいのではないかと思います。ジャニーさんは、海外でトップを取りたいと言っており、その思いを実現させたい気持ちがあるはずですよ。将来的には、ネットフリックス、アマゾン、ディズニーといったところでオーディション番組などを立ち上げられるように、海外のエージェントと組むのではないですか」
滝沢さんが去った後のジャニーズについては、こんな見方をした。
「ジャニーズアイランド社長に就く井ノ原さんは、経験が浅くてタレントのプロデュースはなかなか難しいでしょうね。少年隊の東山紀之さんや嵐の松本潤さんら、ある程度プロデュースができる人材はおり、バラエティ向けにタレントは送り出せます。しかし、爆発的には売れない可能性があり、現状を維持するのが精一杯になるのではないでしょうか。事務所の力が衰えていく懸念はあるものの、井ノ原さんには、Jr.の時代があったので、彼らの気持ちを理解し、営業にも積極的に動くでしょう。事務所の力もあって、テレビ局などへの営業はうまくいくと思いますよ」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)