滝沢秀明退任のジャニーズは「現状維持が精一杯」か 元芸能プロ幹部が懸念する「事務所の力の衰え」

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   ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明さん(40)が退社したと報じられ、ネット上で驚く声が上がるとともに、その理由について様々な憶測も流れている。

   滝沢さんについて、発表では「次のステージへ進む」としか言及されていない。一体何があったのだろうか。

  • ジャニーズ事務所を去った理由は?
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「BTSのような世界的グループを育てたいと考えている」

   滝沢さんは、故・ジャニー喜多川さんからプロデューサーとしての手腕を見出され、18年末に芸能界を引退して、19年にジャニーズJr.を育成するジャニーズアイランドの社長に就任した。

   その後、Snow Man、SixTONES(2つで通称スノスト)を20年1月にメジャーデビューさせ、スノストは、その力で人気者になった。さらに、22年10月にはTravis Japan(トラジャ)を世界デビューさせるなど、その手腕が評価されていた矢先の退社報道だった。

   事務所による11月1日の発表によると、滝沢さんは、9月中旬に社長など退任の意向を示し、慰留したものの決意は固かったという。後任のジャニーズアイランド社長には、元V6の井ノ原快彦さん(46)が就いた。

   今回の理由については、円満退社だったとスポーツ紙が報じるとともに、スノストが事務所に移管するとして確執があった可能性も一部で報じられた。退社後については、映像関連の仕事を始める可能性があるとされたほか、テレビ番組の調査で興味を持った火山探検家になるのではとの話もあった。

   滝沢さんが事務所を辞めたと報じられた背景について、元大手芸能プロ幹部は1日、次のような見方をした。

「滝沢さんにスノスト移管などで不満があった可能性はありますが、事務所と確執があったのかは分からないですね。滝沢さんは、韓国のBTSのような世界的なグループを育てたいと考えており、ロサンゼルスやニューヨークのマネジメント会社といった海外のエージェントと話をしていたと聞いています。今の環境では、トラジャでも世界と戦えないと考え、自分の夢を実現させるために、事務所を離れた方がいいと決断したのではないでしょうか」
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