野球ファンの「二次会」に意外な効果
7番目の「時差入場、時差退場を行って、群衆密度を時間的に分散させる」ための手段として、「催しの終了後、一部の人を溜めておくような小さなイベントを行うのが有効である」としている。
その例として、甲子園球場での阪神ファン名物「六甲おろし」が記されていた。
阪神に限らず、プロ野球では贔屓チームの勝利後、スタンドのファンが応援歌を熱唱する慣行がある。「二次会」とも呼ばれ、これがおのずと時差退場につながるようだ。
ツイッターでは野球ファンを中心に「そういう効果あったのか」「六甲おろしの話、目から鱗 少しずつの人の流れを作るって重要だね」と感嘆が漏れ、「ヒロイン(ヒーローインタビュー)もその役割担ってそうだよな」「バッティングしたら喧嘩しちゃうかもしれないしね」といった意見が併せて寄せられている。
該当するとみられる他の事例も次々と書き込まれている。手引きでは、大相撲の結びの一番の後にある「弓取り式」も紹介していた。
「ライブとかで終了後にも音源流すのもこれなのかな?結構な人数がその場で歌ってたりするし」「サッカー(Jリーグ)だったら、試合後の選手のゴール裏への挨拶回りがそれにあたるのかな」「競馬の最終レースがメインじゃ無いのもこの理由でしょうね」「映画のエンドロールもそういう効果あるね」