スプラトゥーンの不適切配信で批判のVTuber活動自粛 内輪ノリで認識甘く...「炎上狙い」は否定

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   不適切なゲーム配信を行ったとして物議を醸したVTuber・木風公子さんは2022年10月31日、しばらくの自粛期間を設けると発表した。

   木風さんは8日のゲーム配信で、配信プラットフォームの定める規約に抵触する可能性がある「敵フィールドがAVになってるSplatoon配信(AVスプラ)」という企画を主催し、批判が寄せられていた。

  • VTuber・木風公子さん
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  • 任天堂の声明
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敵チームが優勢になるとアダルトビデオが露出する仕掛け

   木風さんは2019年に個人で活動を開始したVTuber。令嬢のようなビジュアルで下品な話を好むことで知られている。

   8日、他のVTuberとともに任天堂の人気ゲーム「スプラトゥーン3」を用いた企画をYouTubeで配信した。ゲームでは敵チームと味方チームに分かれ、インクを塗りながら陣取り争いなどをする。

   木風さんらは、敵チームのインクに染まった部分にアダルトビデオを再生する仕掛けを設けた。敵チームが優勢になるほど性的な映像が露出し、YouTubeの規約に反する可能性が高まる。実際に、参加者の一人は「ヌードまたは性的なコンテンツを禁じているYouTubeポリシーに対する度重なる違反または重大な違反」があったとして、配信中にアカウントを停止されている。

   この企画がYouTubeや任天堂の定める配信に関する規約に抵触するとして、SNSでは非難の声が広がった。任天堂は11日18時ごろ、ツイッターで「公序良俗に反する利用は投稿の削除や法的措置を含めた対応を行うことがある」などと声明を発表していた。

   木風さんは11日14時、「10/8の配信に関するお詫びとご報告」と題した謝罪文を発表。動画配信プラットフォームとゲームガイドラインの規約違反に当たる行為をしたなどと謝罪した。

   31日には、今後の活動について発表した。

「炎上狙いというつもりもありませんでした」

   木風さんは改めて「任天堂様youtube様の規約違反に当たる配信を行い多数の方にご迷惑をおかけした事お詫び申し上げます」と謝罪した。

「10/11にもツイートした通り特定の人物やコンテンツを貶すつもりは無く炎上狙いというつもりもありませんでした」

   もともと過激なコンテンツを好んでおり、「普段の視聴者もそういった趣向の方が多く また同接数(編集部注:同時接続数)なども多く無い」ことから、配信活動に身内同士で行う「内輪ノリ」のような傾向があったと振り返る。

「内輪で楽しんでいるような感覚になってしまった事で規約などをはじめとする配信への認識の甘さが生まれており今回のようなことになってしまいました。申し訳ございませんでした」

   今後は「規約等に強く気を付けていきたい」として、しばらくの自粛期間を設けた後に活動を再開するという。再開時期や配信プラットフォームについては、追ってツイッターで報告するとしている。

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