「大迫はコンディションが悪くても入れた方がいい」
城氏は南野に関して「ペナルティーエリアの中での仕事でキレキレの時代をよく知っているし、彼を残してもいいかなと思ったんだけれども今のパフォーマンスを考えるとちょっと他のほうが可能性があるのかなという気がする。なのであえて外しました。もっと頑張れという意味合いで」と説明し、原口にも言及した。
「4-2-3-1が基本になってくると思う。それか一番最初に戻して4-3-3という形でやるのか。4-3-3だと左右で原口選手を使うことができるけど、4-2-3-1のベースで考えるとダブルボランチを敷かなきゃいけない。そうなると原口選手はここで必要ないんじゃないかと思うわけ」
FWに関してはコンディション不良のため代表から離れている大迫勇也(32)の必要性を主張し、上田綺世(24)、前田大然(25)、浅野拓磨(27)らを選出した。
城氏は「結局あそこまで体を張ってボールをキープできる選手がいない」と大迫のプレーを高く評価し、「4-2-3-1のワントップというのはワントップでボールをキープできないとシステム的に機能しなくなる。1回中央でタメを作ってそこから2列目が飛び出していくとか。そういう戦術だから」と解説した。
そして「大迫選手は絶対なのかなと。コンディションが悪くても入れた方がいいと思う。そこそこやれると思う。特にドイツ戦なんて相手が強い、当たりも強いけど、彼はそこで経験してるし。あそこでボールをキープする体の使い方は彼しかできないと思う。上田選手もこの間の試合でちょっと片りんを見せたけど大迫と比べるとまだまだと思う」と大迫に全幅の信頼を寄せた。
日本代表は11月1日のメンバー発表後の17日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでカナダと親善試合を行う。W杯カタール大会は11月20日に開幕し、グループEの日本は初戦(23日)ドイツ、第2戦(27日)コスタリカ、第3戦(12月1日)でスペインと対戦する。