農水省の力作「郷土料理データベース」がSNSで脚光 「見てるだけで楽しい」「想像以上に深い」...企画の経緯を聞いた

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47都道府県、全1365種で「ほぼ終わり」

   担当者によると、「うちの郷土料理」の取り組みは国の委託事業として始まった。

   初年度は10県、翌年は17県、そして20県と順次構築し、22年3月に47都道府県のページが揃った。掲載している料理は1365種にのぼり、担当者は「これ以外にも当然、郷土料理はあると思います」としながら、取り組みとしては「ほぼ終わり」だと答えた。

   掲載する郷土料理は基準を設けて、各地域の研究機関や民間団体、料理人といった分野の有識者からなる「地域検討委員会」が選定したという。サイト上でも公開されている基準のうち、必須項目は下記の3点だ。

1.地元で入手できる食材を利用する
2.歴史・文化・風習的な特徴、又は気候・風土を背景とした特徴がある
3.家庭・地域で作られ、継承されている

   食材については、流通網の発展などにより他の地域から入手した物を用いた郷土料理も含むとしている。

   ほかに、必須項目には当てはまらないが「歴史的に残すべきと考えられる」といった基準や、「地域において人気・愛着がある」、「伝統的な郷土料理から、現代的な文脈で変容したレシピである」といった推奨項目もある。

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