「いのちの輝き君、日焼けによりほぼ命を失う」−−。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のポスターが太陽の光にさらされ、「いのちの輝きくん」として人気を博すロゴマークが消えるという現象がツイッターで話題になっている。「弱点は太陽の光(笑)」といった声が出るなど楽しまれている様子だ。協会に受け止めを聞いた。
「陽の光によって姿を失うとかやはり妖怪では...」
大阪・関西万博のロゴマークは赤いボディに5つの青い目玉がついたような形状で、ネット上ではキャラクター視され親しまれている。中央に大きくロゴマークが配置された万博の告知ポスターをめぐっては、ツイッターでたびたび退色の具合が注目されてきた。
今回話題になったのはツイッターユーザー「茸(たけ)」(@t_h_baka)さんによる2022年10月8日の投稿だ。冒頭の文章を添えて、紫外線によって赤インクが薄れたポスターの実際の写真を公開した。大部分が赤色だった「いのちの輝きくん」の姿はほとんど確認できず、青い点だけが星座のように浮かんでいる。
投稿は2万件以上のリツイートや9万2000件超の「いいね」を集め、「陽の光によって姿を失うとかやはり妖怪では...」「弱点は太陽の光(笑)」と楽しむ見方のほか、「消えるまでが『いのちの輝き』と言う高度なギャグ」「アートだ、、」と評する声が寄せられている。一部では、「赤色塗料の宿命ではあるけど、劣化早いなw」「まだ3年もあるのに」といった指摘もあがっている。
ポスターに関して、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の広報は24日、これまでに約7万枚を作成し、20年9月末ごろから、大阪の行政機関のほか日本全国の施設の協力を得て掲出しているとJ-CASTニュースの取材に答えた。
掲示場所や期間は各施設に一任しているといい、仮に劣化した場合は施設からの連絡を受け次第、新しいポスターを送付していると明かす。「これからも引き続きそういった対応をしていきたいです」ともいう。
色褪せを原因とする交換の実績があるかは確認が取れていないとするが、複数回みられた事例としては、屋外に掲示したところ破れたというものがあるという。
盛り上がりには喜び「皆様に育てていただいている」
広報は「ポスターの掲出にご協力いただいている各施設の皆様には大変感謝しております」と重ねて伝えながら、寄せられた明るい反響は次のように受け止めた。
「今年の7月にはキャラクターも『ミャクミャク』という名前が決まり、こういったものもSNSであるとか、そういったところで皆様に育てていただいている最中かなと思います。
引き続き暖かく見守っていただきながら、2025年の大阪・関西万博に行きたいだとか、今からでも、色んな事業をやっていますので何か参加してみようとか、ホームページを覗いてみようとか、思っていただけたら大変ありがたいです」